・レタスとたまごの中華炒め
・スナップえんどう
中華料理屋さんの定番メニュー、大海老マヨネーズを、小えびとささみで作りました
塩と酒で下味をつけた小えびとささみ、片栗粉をまぶしたらフライパンで揚げ焼き、熱いうちに砂糖とマヨを絡めます。
………
『自転車、ありました』
まだ盗難届けを出してもいない、なくなった私の自転車が見つかったという、
ちょっと信じがたい、
『自転車あったあった詐欺』かな?と、咄嗟に疑ってしまうほどの連絡でしたが、
若く、ハキハキと、丁寧な言葉を使うその警察官の話はこうでした。
今日の昼間、何かしらの案件で訪ねた地域で、話を聞いた住民さんから、『そういえば今朝から家の前に自転車が放置されている』と、ついでに相談され引き取った、それがまさに私の自転車だったのですと。
エェーーーー((((;゚Д゚)))))))
すごい偶然!
しかも盗まれた当日に!!
『それでゆみんさん、もしよろしければ』
と彼は、電話口で言いました。
『これからお届けに参ります』
エェーーーー((((;゚Д゚)))))))!!!
まさか!
「いえ、そんなわざわざ申し訳ありません!一晩預かっていただけたら明日取りに伺いますので!」
と、辞退したのですが、
『いえ、このあと夜間は派出所が無人になり、紛失などあるといけませんし、お届けするのは全く問題ありませんので!』
と、と、
なんと爽やかに言い切る警察官よ。・゜・(ノД`)・゜・。
『ただしゆみんさん、これからすぐに伺いますが、万一途中で何か事件、事故などが起きますとそちらを優先することになり、お届けが遅くなる場合もありますのでご承知ください』
なんと。・゜・(ノД`)・゜・。
なんと。・゜・(ノД`)・゜・。
市民の安全を守る正義の警察官が
盗難にあったたった一台の自転車を
古くて安物で、努力報酬型のライトしか付いてない、ちっぽけな、でも私にとっては大切な通勤の友である、この自転車を、
わざわざ危険を押して、持ち主に返しに来てくれるという。・゜・(ノД`)・゜・。
有難い思いで受話器を置くと、留守録の点滅が目につきまして、
再生すると、夕方に、先ほどの警察官から自転車発見の一報が入ってました。
。・゜・(ノД`)・゜・。やさぐれて無視してごめんなさい!
プシュ!のビールを放置して、
そわそわ、うろうろ、
待つこと十数分。
ピンポーン♪
モニターには、警察官の姿…
アレ…?
なんか…
カッパ着てる…∑(゚Д゚)
そうだ、外は、
夕方から雨が降っているんだったーーーーー((((;゚Д゚)))))))
急いでマンションの入り口まで走り、運転免許証を差し出して、(本人確認)、
「す、す、すみませんでした〜〜!雨の中をわざわざ…!」
駆け寄ると、息子のような年頃の、ホントに若い、礼儀正しい、イケメンの、全身カッパを着た、警察官の方…。・゜・(ノД`)・゜・。
『たまたま自分が発見することになり、本当に良かったです』
『次から、鍵を忘れずかけて、充分気をつけてくださいね』
優しい諭しまで残し、最後、ひときわ居住まいを正し、彼は雨の中を去って行きました………。・゜・(ノД`)・゜・。
ヨゴレた心を持つ大人のゆみんは、
「お腹すいたなぁ」
「ビールがぬるくなっちゃうよ」
と、電話があった時に頭を掠めた気持ちを恥じました。
それから、どんな時も自分を良く見せたい見栄っ張りゆみんは、
「たまたま、ホントたまたま昨日に限って鍵をかけ忘れて〜〜(´・ω・`;A) アセアセ」
という嘘をついたことを、ここに告白します。
イケメンの、若い警官の愛と正義に守られたこの街に住んでいる、
そのことに感謝して、
明日からまじめに生きよう。
そう誓った、ゆみん。
古いチャリを一生懸命漕いで道を明るく照らす、ピュアホワイトゆみんの誕生なのでした。
【完】
今日も、一日、元気出して!
行ってらっしゃい