こんばんは。

箱根駅伝は、青山学院大学の
ぶっちぎりの完全優勝で幕を閉じましたね。
また来年、新しいドラマを見せて欲しいなぁと思いました。

さて、我が東洋大学はというと2位でした。
この結果もすごいと思うんですよ。
だって、毎年毎年この位置につけるだけの
安定した力を兼ね備えているんですよ。
すごいと思いませんか?
優勝するためには、何が足りないのか…
理論立てておっしゃってる方々がいると思うので、
それは避けておこうと思います。

そういう意味では、私が一番関心を寄せているのは、
青山学院大学を箱根駅伝で優勝するまで育て上げてきた
原監督のメソッドが一番の大きな鍵に
なっているじゃないかなぁと思っています。
原監督は、学生たちに明確にイメージをさせ、
そのイメージを実現するために自己選択、
意思決定をさせています。
日々のトレーニングでコツコツと気づかないうちに
順応できる体を作り上げる環境を作っている、
というところにあるのかなぁと思いました。

自身で自己選択・意思決定することができれば、
今自分が何をすべきかを考え行動します。
また、自分の思考にフォーカスをしているので、
自分が何を求めているのか、何を考えているのか、
を理解した上で自発的な行動が生まれます。
その行動を組織で一緒に管理を行っているので、
同じ方向を向いて組織で一緒に見て焦点を当てているんですよね。

ただ、結果が出るまでに時間はかかります。
目先の利益だけを追いかけている場合、
結果が出るまで辛抱できません。
その場その場の対症療法です。
しかし、すぐに結果が出なくても盤石な基盤ができたなら、
あとは、人をそのサイクルに乗せてあげればいいわけです。

コーチング的には、優勝した時のヒーローインタビューを
前倒ししてやってるんです。イメージトレーニングですよね。
ワクワクした気分を持ってトレーニングすれば、
そんなに苦しくても目はキラキラ輝かせながら笑顔でやりますよ。
これは、私も実践してみて結果が出てます!!
陸上ではありませんが、学生の実習指導で活用してます。

念のため、私なりの解釈なのでわかりやすく、噛み砕いてみました。
昔みたいに、気合だとか根性だとかで結果が出る時代は終わったんです。
監督車で後ろから怒鳴り声でゲキ飛ばされて動けるわけがない。
私だったら無理です。
気合や根性を言うのであれば、
それを今の学生たちが理解できるように、
アップデートしたもので対応しなければ理解ができません。
やってきたトレーニングは確かに嘘はつきません。
結果は必ずついてきます。
結果は行動からしか生まれません。
でも、それが苦しいという感情から生まれた動力は続かないんです。
ドキドキワクワクした感情、嬉しい楽しい感情が伴っていれば、
どんなに辛かろうが苦しかろうが、勝手に学生たちはやります。
だってここを超えればドキドキワクワクしたところに
行けるってわかってるから。
そういう心のあり方が選手を動かしているんだと思います。

心のあり方の問題なのかなぁと思います。
時代とともに指導方法を変化させていく柔軟性を持ちたいですね。
自分も体験したことから導き出したものです。
あくまでも私の持論です。
悪しからず…