昨日の夜、孫が、

 

「修学旅行、一日目行ってみようかな。

 

ホテル三ツ星やろ。」

そのセリフに、びっくり。

 

もう行かないと思っていた。

 

昼、どこか行きたいとこない?修学旅行の代わりに何処か行ってきたらいいねん。

 

に、行きたない。

 

と答えていた。

 

そりゃそうだろう。わかり切ってる質問だな。

 

でも、行けないで、一人家で過ごす孫のことを考えると不憫でたまらなかった。

 

いったい、なぜ不登校になったんだ。

 

また、同じ問答を繰り返す。

 

 

彼の言葉には、ものすごく重みがある。

 

自分の気持ちを自分で言えたのだから。

 

それだけでも、すごい成果だ。

 

今まで、母親のいいなり、自分を出さず、不機嫌になるだけの孫が、

 

意思表示をしたんだ。

 

彼の成長に、拍手。

 

結局行けなかったとしても、一度は自分から行こうと決めたことが素晴らしい。

 

彼の一言で、

 

  もう、このうちから出ていけばいい。

 

  私の精神崩壊する。

 

そう思っていたが、もう一歩踏ん張ってみようと思えた。

 

 

そういえば、昨日の昼、折り紙を折っていた孫が、母親に、二階に、見本の折り紙を取ってきて欲しいと言ってた。

 

何言ってんの、そんなん自分で行きなさいよ。

 

親の手足を、物みたいに使うんじゃない。

 

とか、殿様みたいに、親をこき使ったらだめでしょう。

 

いろいろ話した。

 

娘が、取りに行ったら終わりだと思ったから、間を置きながら、これらのことを言った。

 

最後にあきらめ、黙々と、幾何学模様の折り紙を折っていた。

 

結局、娘は取りに行かなかった。

 

言いなりにならなかった娘。

 

よく耐えたと思う。

 

 

昼食、いつもなら、娘が作るのだが、今日は、孫に、

 

カルボナーラチンしてきて。

 

素直に従う孫。

 

いい傾向だ。

 

食べながら、

 

いろいろ料理覚えてな

 

と娘、

 

インスタントは、便利だけど高くつくからねえ。

 

と私。

 

 

 

これからは、

 

一つ一つ、目の前の、親子関係で気になるところは、言ったらいいやん。

 

そう思えた。

 

一つ一つは些細なことでも積み重ねれば、

 

子どもたちにも、娘にも響くだろう。

 

けんか腰にならないように。

 

もうちょっと頑張ってみようと思った。