世界的指揮者の小澤征爾さんが6日にお亡くなりになりました。

 

私は20年以上前、毎年8月、9月

長野県松本市で行われる音楽祭、サイトウキネン・フェスティバル松本

(2015年名称変更、セイジ・オザワ松本フェスティバル)

の時にボランティア活動をしていました。

 

地元の方が差し入れしてくださった採れたての果物、

野菜を切って、オーケストラの団員の方々の軽食を用意する

仕事です。

 

スイカ、もも、トウモロコシや地元の銘菓。

キャベツ、キュウリ、大根、にんじんで即席の一夜漬けを作ってはステージの裏の廊下にいつでも食べれるように準備します。

 

ある日、小澤征爾さんが力士が着ているような浴衣を着て

台所にいらっしゃいました。

そして私達ボランティアスタッフに笑顔で

「いつもありがとうございます。お疲れ様です。」

とねぎらいの言葉をかけてくださったのです。

 

私は何て気さくな方なんだろうとビックリした光景を

今でもはっきりと思い出します。

(そのときに着たボランティアのポロシャツは今でも

記念にとってあります。)

 

 

お蕎麦がお好きで信州蕎麦を召し上がり大満足のご様子や

小澤先生のご家族が毎年東京から聴きに来られて仲睦まじいご様子等・・・

本当にたくさんの思い出があります。

 

 

もちろんオーケストラの指揮では素晴らしいの一言です。

最高の音で、一瞬にしてその場を小澤征爾さんの世界に誘う

様は圧巻でした。

 

最後まで松本の地に足を運ばれ指揮をされたお姿は

忘れられません。

ありがとうございました。

 

小澤征爾さん(享年88歳)

ご冥福を心よりお祈りいたします。

 

 

 

 

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