誤って記事を削除してしまったため、再構成してアップします。
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軒先にとってつけたように貼り付けられた3枚の板。実はこれ、我が家の外壁の塗り見本です。
色を決めるためには、実際の環境に置いて見てみないと、ということで、工務店さんに依頼したのですが・・・この工務店さん、使ってる職人さんはみな一流の方ばかりなのに、監督さんがイマイチなんですよねえ
色見本作ってくれと頼んだら、A4サイズのちっちえー見本を手配しやがりまして。しかもそれをこんな高いところに貼りやがりまして。
切手か?見えねえっつの。
この外壁は、サン・ウォールという左官材です。
ホームページによれば主成分は漆喰とのこと。
今回は、搔き落とし仕上げにしていただく予定です。
搔き落とし仕上げは、コテなどで材料を塗り終えた後、ブラシなどをつかって、文字通り表面を掻き落とす仕上げ方法です。骨材の大きさや密度によって、さまざまな表情を見せてくれます。
今の住まいの方に来ている、もう少し大きなサンプルでご紹介しましょう。
これが搔き落とし仕上。
このサン・ウォールの最大の特徴は、光触媒が入っていること、です。
光触媒は、紫外線を浴びることで有機物を分解する作用があり、外壁に付着した汚れも分解してくれるといいます。
雨が降ると、分解された汚れは洗い流され、外壁が綺麗に保たれるという仕組みです。
搔き落とし仕上げは細かい凹凸が多く、汚れの付着が気になるところ。
ほかにも、窓枠などから筋状の汚れがつく「汚垂れ(おだれ)」にも有効なのではないかと期待しています。
幹線道路沿いに建つマンションベランダに置かれていたサンプルにも、たっぷり汚れが付着しているはず。
紫外線もたっぷり浴びてきているので、どこまで汚れが分解されているか、早速実験してみましょう!