現場では木工事がすすんでいます。

 
現在は、地震に耐えるための「耐力壁」と外壁の下地づくりをしていただいています。
2階は耐力壁、外壁ともだいぶ出来上がってきています。
1階は外壁の下地を作っているところです。
 
SE構法の場合、耐力壁は合板で作ります。一般的な木造住宅では、筋交いや、耐力壁用に作られたボートを張ることもあります。
 
いずれの場合も、適切に施工されていることが、地震に強い家を作るためには欠かせません。
SE構法の壁合板には、
・この壁がどういう種類の耐力壁か?
・釘はどういう間隔で打てばよいのか?
・どんな種類の釘を使うのか?
を書き込めるようになっていて、釘を打ち付ける目安となる、あらかじめ5センチ間隔のマークもプリントされています。
 
この壁はGT4というタイプの耐力壁で、外周は50mm間隔でCN50という釘を打て、と書いてあります
 
少し見にくいですが、釘頭に50と刻印があります。釘も、間違いを防ぐため長さによって色が変えてあったりします。
 
!合板で作る耐力壁に大きな力が加わったとき、最初に壊れるのは合板そのものではなくて、止めつけている釘なんだそうです。
そういう意味でも釘は大切で、釘頭が合板にめり込んでしまっている打ち方はあまりよろしくないとされています。合板表面とフラットに打ち上がっているのがベストです。
 
ところでうちの現場、雨養生がすごいんですよ。
 
先ほど1階の外壁下地の写真で、外側にブルーシートがかかっていることに気がつかれた方も多いと思いますが
 
 
これ、全周にかけてあります。
さらに
屋根下まで張り上げてあるという丁寧さ。
 
外壁の透湿防水シートができるまでのあいだ、木部に雨がかからないようにするための処置、「雨養生」です。
 
実際ここまで養生しなくても、多少柱や梁が濡れたって大した影響はないんですが、それでも、
時間も手間もかけて雨養生してくださる大工さんなら、きっと丁寧でいい仕事をするはずだ、と、信頼感がさらに増していきます。
 
学びですねーおねがい。自分が管理する現場でも、こういうところまで手を抜かずにやりたいですねー照れ