基礎のコンクリート打設が近づいてきました。
建築士妻が大嫌いな名前を言ってはいけないあの虫対策として導入した「止水板」も、無事準備完了しています。(その経緯は→こちらの記事で



基礎をぐるっと一周するように入った「止水板」。土台のためのアンカーボルトには、養生ののためキャップが被せられていてなんか可愛い

コンクリートが十分な強度を発揮するまで養生して、打設からおよそ1週間で型枠を外せるようになります。
!コンクリートはその後も強度を増していきます。打設から4週間目に試験体を使って強度試験を行い、予定していたコンクリート強度が出ていることを確認します。
 
型枠が外れたら、建物の骨格を組み立てる「建方(たてかた)」へと進みます。
建方が無事完了して棟木が上がることを「上棟」と呼び、工事は大きな節目を迎えることになります。
 
 
ここを過ぎると、いよいよ本格的に建物の内部で工事が進んでいきます。
いろんな職人さんがかわるがわる現場に出入りして、どんどん工事が進んでいます。
その、進んでいく工事に備えて、今のうちに確認しておきたいことがいくつかあります。
 
!みなさんの場合はハウスメーカーさん、工務店さん、建築家さんから案内があると思いますが、私たちの場合、誰も何も言ってくれないので、自分たちで自主的に準備しておきます。
まあ、工務店さんやハウスメーカーさんによっては、「上棟したらすぐに、こういうことを決めないといけないので、今から考えておいてください」なんて案内はしてくれないこともあると思いますので、よろしかったらみなさんも、自主的に準備しておかれてはいかがでしょうか?
 

1 照明、スイッチ、コンセント位置の確認

 
上棟が済むと比較的すぐに、分電盤から照明や各スイッチ、コンセントへ電気の配線への配線工事が行われます。
床や壁を貼る前でないと自由に配線ができないですからねーニヤニヤ
 
と、いうことは、このタイミングまでに、コンセントやスイッチ、照明器具は確定しておかないといけない、ということになります。電線がないところにはコンセントも照明もスイッチもつけられませんので。
 
スイッチやコンセントの取り付けは工事の終盤に行われるので、まだまだ先のことと勘違いしがちですが、コンセントを増やしたい、照明を増やしたい、というようなところがあれば、今のうちに工務店さんにお願いしたほうがいい、ということで、夫と妻、それぞれ図面をよく見直しておくことにしました。

建築士妻のリクエスト。コンセント1カ所増設、1カ所移設をご希望のようです。

 
ちょっとわからないのが、2階南側の高窓につけよあとしている、電動のハニカムブラインドのための電源位置です。
採用を検討している、ルーセントホーム のハニカムブラインド。

冬の直射日光の眩しさをおさえつつ、夜、窓から落ちてくる冷気(ドラフト)をおさえるために、断熱効果のあるハニカムブラインドを考えています。
高窓につけるのでリモコンで操作できる電動タイプを考えていますが、そのためにはカーテンボックスの中に電源(コンセント)が必要です。
もともと設計でコンセント1つは入れていたのですが、メーカーホームページを見ても、カタログを見ても、そのコンセントをどの位置に用意すればよいのか、記載がありません。仕方ないので販社経由でメーカーに問い合わせしました。

これがわかったら、ほかのいくつかの変更と合わせて工務店さんに伝える予定です。

!実際には、電気設備の職人さんは魔法使いなので、後になってから「ここにコンセントが欲しい」などとお願いすると、ほぼほぼなんとかしてくれます。
が、なかにはどうしようもない場合もありますし、後からお願いする割高になる可能性もあるので、もしお願いするなら早めにしたほうが吉です。
 
 

2 水廻り設備の位置や仕様確定

 
上棟すると、給排水管の敷設も始まります。
水廻り設備で迷っていることがあるなら、早めに決断しないと間に合わなくなります
 
トイレや洗面は変更なくこのまま進めていただく予定ですが、2階のアイランドキッチンは、15センチほどずらして設置してもらおうと思っています。
設計段階では部屋の中心を基準にしていたのですが、シンク側の側面に、布巾をかけるタオルウォーマーを追加しようか、と話していて、その分のスペースが必要なためです。
キッチンの位置がずれると、給排水管の位置も、ダクトの位置も、照明の位置も全部ずれるので、工務店さんに早めにお伝えしておきたいと思っています。
 
また、私たちが選んだTOTOのシステムバス「サザナ」が、2月に若干の商品改良を受けたようで、その内容を確認しておきたい、とも思っています。
システムバスの設置は、まだ少し先ですが、受注生産品のため、発注のタイミングは意外と早くやってきます。上棟前後までには仕様を固めておきたいと思っています。
 

3  ホームセキュリティを入れるなら早めの準備を

建築士夫婦は、夫実家のとなりの土地に家を建てていますが、その実家にはセコムホームセキュリティが入っています。
過去には、ご近所で立て続けに空き巣がはいったこともありましたし、私たちも念のためホームセキュリティに入っておこうと考えています。
 
窓センサーや人感センサー、火災報知器などのワイヤレス化が進み、昔のように、工事中に先行配線が必要なケースは少なくなっています
しかし、一部のセンサーや装置には、電源コンセントや有線LAN、あるいは電話回線が必要になりますし、監視カメラなど設置する場合には、親機と有線での接続が必要なこともあるようです。
 
竣工してからホームセキュリティの導入を考えると、これら電源が用意されていなかったり、有線接続のルートがとれなかったりします。
最悪の場合、露出配線でとりまわせばいいのですが、せっかくの新築なのに、配線用モールがはい回ってしまうなんて嫌ですよね笑い泣き
 
そこで、上棟の前後までにセコムアルソックに声をかけて、どんな機器をどの場所につければよいのか、検討してもらいたいと思っています。
そうすれば、必要な場所にコンセント用意してもらったり、電話線やLAN配線を、壁の中に通しておいてもらうことができるからです。
 
さて、セコムとアルソックに電話しないと。。。。