格子戸を通して謡が | 三四郎の鞄

三四郎の鞄

金沢在住。
身のまわりにあったことをつうじて、金沢の今を紹介していきます。


  

今日の能楽師宅の蔦の色具合。
いよいよ色が変わってきた。
今月末あたりには真っ赤に。
 
今日は幸運にも、中から謡がもれてきた。
 

 
今日も金沢駅まで散歩、といっても往復で10分ちょっと。
24℃ほどで、ちょうど心地よい気温だった。

 
相変わらずスイレンが咲いていた。

 
  廻る寿司穴子をつまむ秋気かな  展乎
 
  字余りのやうな余生や衣被
 
余生というのは、どうもカチッとした手ごたえのあるものではないようだ。
時として、俳句の字余りのようなものではないかと、身を細くしている。
 
そうそう松本清張は暗いと思いつつ読んでいると書いたが、
「遭難」は面白かった。