いつも行っている金沢の玉川図書館前には大木が一列に並んでいる。
6、7本はあろうか。
はて何の木か。
2枚目の写真に木肌を撮ってみた。
今読んでいるのは、北方謙三のこの本である。
加賀の一向一揆を題材にしたもので、富樫政親や蓮如などが登場する。
加賀は100年にわたって百姓が支配した稀有な国といわれているが、残念ながら断片的にしか知らない。
研究は多いが、研究の時代によって見方がずいぶんと異なっているようである。
ではと、この小説を読んでみたのだが、会話の部分が多くある。やはり小説であった。
小説としても、ぐいぐい引き込まれるようなものではなかった。
主人公にあまり魅力を感じなかったせいであろう。
(上)と(下)のある長編だがあと少し、最後まで読み切れそうだ。