金沢駅を降りて3分ほど歩くと、アーケードの入り口に巨大な錆びた鉄製のオブジェがある。
この大通りができて間もなく設置されたので、もうずいぶん月日が経っている。
このオブジェの下には説明版がある。
「この作品は金沢の玄関口にふさわしく」とあるが、これは見た人が決めることであり、設置した市の自賛とみえる。
「錆による風合いの変化」とあるが、そもそも初めからこんな風に錆錆に見えていた。
旅行者の10人に1人くらいはこれに目にとめて、珍しさにぱちりとやっている。
城下町の風景としては違和感もあるが、これは金沢の懐の深さとみるべきか。
21世紀美術館に人気があるように。
すぐ近くに住むものとして少々気になる存在であり、2年に1度ほどは取り上げてみたくなってしまう。