自分にとって スピッツのなかでも

特別なアルバム

それが

スピッツの1st アルバム「スピッツ」



異色のアルバムであり

かつ

スピッツの原点でもある

生と死 蜜と毒 光と陰 喜びの外の哀しさ

まだまだあるけど

真逆の世界が 表裏一体となり

キラキラしたポップなメロディーで飾られる

妄想で 虚構で 幻で

でも その裏に隠れてる

真実の思い こっそり

誰にも見抜けない

本人だけに分かる 複雑で雑多な ゴミの気持ち

初期のスピッツの不思議な世界観

少し歪な幼少期を過ごした人には 

そのニュアンスが分かる

独りになったとき

自分の心の奥の

子供の頃に言えなかった悔しさや 淋しさが

スピッツの世界とリンクする

でも

それだけじゃないところが

スピッツの可愛いところ

あくまでも ファンタジー

絵本の中での謎解きのよう

ドキドキが隠れてる

棺桶に入れたいのは「ハチミツ」だけど

泣きじゃくる幼児のタマシイを鎮めてくれるのは

スピッツの1st アルバム「スピッツ」

どちらかと言えば 男の子向き 

もちろん 女性でもスピッツ1st が好きな人もいる?

でも

自分的には ですが…男の子かな

あくまでも




1st アルバム「スピッツ」収録曲

●ニノウデの世界
●海とピンク
●ビー玉
●五千光年の夢
●月に帰る
●テレビ
●タンポポ
●死神の岬へ
●トンビ飛べなかった
●夏の魔物
●うめぼし
●ヒバリのこころ


全曲 大好きですが なかでも

ラストに収録された

メジャーデビュー曲「ヒバリのこころ」を聴くと

祖母のいた実家の前の 麦畑やレンゲ畑

天高く 青い空に囀る

あのヒバリを思い出すのです


スピッツ「ヒバリのこころ」
作詞・作曲/草野正宗
一部歌詞抜粋

遠くで泣いてる 僕らには聞こえる
魔力の香りがする緑色のうた声
顔じゅういっぱい僕に微笑んでよ
風に飛ばされるまで気まぐれな蝶

僕らこれから強く生きていこう
涙がこぼれそうさ
ヒバリのこころ おーおー