最近、一人暮らし(80歳代)で、急に物忘れが多くなってきたという方と話をした。
いつご飯を食べたか、何を食べたかも、なかなか思いだせない。
よく、財布をどこに置いたかが分からなくなる。
人との約束を忘れることが多いという。
一年前に、その兆候が見えた時、私は「日記や、忘れてはいけないことを書くようにしたら?」と勧めた。
「書くことが苦手で、書けないのよ。」と、数日後の返事。
一方、先日、一人暮らしの方を訪問した時、毎日記帳しているノートを拝見した。
日記帳
家計簿
冠婚葬祭他、贈答した金・物
今日の食事(偏食にならないよう書かれている)
先日も、料理の本を買ってきて、実際作っている。
美味しく食べることが、毎日の楽しみと言う。
何故、4冊もノートに書けるのか、質問した。
「年を取ったら、物忘れが多くなって、昨日のことも思い出せなくなった。だから、書いておけば助かると思い、書き始めたの。」
70歳位から夕食後すぐに書き(ここがミソ)、20年になるそうだ。
う~ん、考えさせられた。
出来なくなってやるのは難しい。
やれば誰でも出来ること。
書くことは、ボケ予防になる。
自信に満ちた、楽しい人生になる。
楽は苦の種。苦は楽の種。
私を変えてくれるお二人に感謝。