おとうと。

僕の弟。


名前はゆうま。


僕より３歳年下でした。


彼は生まれてくることは出来なかったけど。


ずっと僕のそばにいる。


彼がもし今生きていたら
僕はダンスも芝居も歌も好きな事を多分やっていなかった。


もちろん美里悠茉もいなかった。


それに気づいたのは二十歳の時。


美里悠茉が生まれた時。


悠茉（ゆうま）


僕は彼の名前をいただきました。

それからどんどん振付の仕事が増えた。

アポロに逢ったのもちょうどこの時期。

ありがとう。

空に向かって僕は叫んだ気がする。

この間の公演の作品はゆうまが全部答えをくれた。

カーテンコールの時、
右耳に聞こえた声はゆうまの声だった。


ありがとう。


って。


ゆうま。お姉ちゃんは一生懸命生きてるよ。
真っ直ぐ前を向いて、夢に向かって頑張ってるよ。
失ったものもたくさんあるけど、大切なもの手に入れたよ。
たくさんたくさんありがとう。
あなたの分まで生きるよ。



こう思って今、生きてます。

どんな人がこのブログをみてるかわからないけど…
あなたに出会えた事が奇跡で、嬉しい。

産まれてきてくれてありがとう。
出会えて幸せです。



綺麗事は嫌いだけど。
やっぱり言葉でいうしかなくて。

いつかダンスでも、何か心に届くものを作り出したい。


今。伝えたくて

ありがとうって

いいたくなりました。



ちょっとセンチメンタルな日記でした。