元山大将(モトヤマ ヒロマサ)監査役は、事業本部長時代に、積極的な増員策を図ったことにより、業績を飛躍的に伸ばしたのでした。
増員は、派遣会社からの人材(非正規社員)採用を積極的に行い、受付業務を始め、営業事務及び売上金の請求・回収事務などの委託化を果敢に実行して、社内事務のコストダウンを徹底したのでした。その結果生じた余剰資源(正規社員)のパワーを営業部門に集約し、新規事業の開拓に動員して、事業計画を上回る業績を上げたのでした。
このビジネスモデルに係るコストは、他の事業本部のコストに比べ、格段に低かったので、収益の差は群を抜いていたのでした。
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元山が担当していた事業本部は、金融システムや、コンビニの商品受発注業務といった流通システムのソリューションビジネスをメインにしていたのでした。これらに係る開発、運用、保守の要員は、従来から一括して委託化していたので、総勢500名のうち、正規社員の割合は、約3割で、多くは管理職でした。従って、事務処理のマネージャーだった者が、営業活動に回わるものが出てきた、結果、競争原理が働き、売上げ増をもたらしたのでした。
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一部上場会社といっても、超一流企業の格下に甘んじる《PATAGO情報システム》にあって、優秀な人材を派遣会社から低コストで確保することは、派遣会社の人材不足という要因もあり、困難であったのでした。とりわけ、美人《才媛》を派遣会社から確保するには、正規社員と変わらない位のコストを要したのでした。
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元山は、本部長の時に、秘書をしていた社員(正規社員)が身重になると、腹心の園田に対し、取引のある派遣会社から、システムエンジニアとして派遣されている、手塚ナナを《秘書代行》と称して、臨時秘書に就かせられるよう、派遣会社とコンタクトすることを命じたのでした。
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手塚ナナは、元々、システムエンジニアではなかったのですが、母親が経営する派遣会社から、派遣されていた契約社員が、突然辞めて欠員を生じてしまったので、頭数を揃える為、代わりの補充が決まるまでの繋ぎとして、あくまで臨時的要員として、派遣されていたのでした。
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園田から、《秘書代行》の《派遣要請》を請けざるを得なくなった女性社長は、やむなく、娘のナナに対し、元山好みの派手な格好で、派遣先に行くよう、周到に指示したのでした。
ナナは、色白の腿をタイトスカートに隠し、上着を取ると、形の良いバストが飛び出しそうな、真っ赤なキャミソールを身に付けて、派遣先に《 出勤 》したのでした。
上着を外へツンと浮かせたナナが、ヤング軍団のオフィスに現れた処を、強引に派遣を決めさせた、元山の目が捉えたのは、言うまでもありませんでした。
(つづく)
