禁じられた遊びの罪と罰 愛のバラード (17) | ローザ の $ 恋の季節 €

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ROSA 菜々の 乙女向けドラマ
- 禁じられた遊び -

【芦ノ湖畔の誘惑】

ナナは、澤田が、書類を東山事務所へ届けに部屋を出る所を確認すると、おもむろに、“ 香水 ” を取り出して、匂い が目立つように身の辺りに吹き付けたのでした。

そうとは知らず、部屋に戻った澤田は、何時もの殺風景な部屋の、慣れた空気には馴染まない、まるで、蜂の針で鼻を衝くような、匂い に気がついたのでした。

澤田には、ナナが来てから、おかしなムードに変わった・・としか考えられませんでした。


澤田には、これまでに、サークルのマネージャーの仕事で、交流戦のネゴなどで接した女子学生にも、こんな匂い をさせる学生と会った記憶がなく、サークルの後輩達と比べて、かなり《 飛んでる 》なと感じたのでした。

永田町の独特な《㊙︎ 》の仕事には、《そぐはない 》と思ったところで、一応、嵐山事務所の仕事で来ているのだし、電話番の澤田には、後輩だからと言って、軽々にあしらう訳にも、突き放す訳にも行かなかったのです。


お茶紅茶 がありますが・・

手塚さんは、どちらが、

よろしいでしょうか?』


澤田は、ソファで待っていたナナの隣に座ると、丁寧 に聞いてみたのでした。


先輩、わたしのことを、
 ナナと呼び捨てしてください!


澤田が予感した通り、ナナ は、初対面にもかかわらず、ストレートに、馴れ馴れしく、接してくるのは、いかにも普通ではない、ユニークな人に見えたのでした。


『わたし、先輩と同じがいいです』


嵐山女史からは、手塚ナナに、「書類を持たせた」からと電話があった時に《 彼女は、異国生まれの帰国子女 で、いわば、世間知らずのお嬢様育ちお嬢様育ちな様なところがあるので、『社会勉強をさせるつもりでバイトで使ってくれないか?』と、うちの先生が、親戚筋から頼まれている》という情報を、澤田は事前に入手していたのでした。

後輩だからと言って、澤田には、とやかく言う資格も立場もない事ことくらい、十分理解していたのでしたが、しかし、余りにも、マイペースで、ストレートに言ってくるので、『変わった後輩』と感じたのでした。
とにかく、サークルで接する仲間とは、明らかに、異なる《  》に見えたのでした。

電話番をしながら、試験勉強に没頭する日々を過ごしている澤田には、こんな《 《 飛んだ後輩 》とも、気分転換に『一度くらい、話に付き合うのも、面白いかもしれない』と思わせたのでした。

(つづく)