禁じられた遊びの罪と罰 愛のバラード (12) | ローザ の $ 恋の季節 €

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ROSA 菜々の 乙女向けドラマ
- 禁じられた遊び -

【芦ノ湖畔の誘惑】

夏子が、澤田先輩と一緒の時に、ナナと偶然、出会ったのは二度目でした。

六本木ヒルズでのデートの際に、鉢合わせした時には、ナナも元彼とペアで来ていたのでした。

夏子の胸を、突き刺す様な、ナナの戯言にに向かって、何も反論しなかった、澤田先輩の対応に、夏子は、強い衝撃を受けたのでした。

     『わたし、帰ります・・』

夏子は、顔を抑える様に、メトロの階段を駆け下りて行ったのでした。


その《事件》から、半年以上、音信が途絶えて、事実上、 雨 絶縁 雨 状態になっていて、ふたりの “ 交際 ” 再開は難しい状況にありました。


夏子が、“ 交際 ” の再開にこだわったのには、予期せぬ出来事で澤田と夜を過ごしてしまった 事実 だけではなく、澤田先輩から、度々受けた 『癒しの言葉』が、夏子の乙女心を擽り、既に、《 制圧 》 されていたのでした。

夏子は、澤田先輩との“ 交際 ” を続けたいと、心の中では思っていたのでしたが、澤田が、卒業して社会人となり、再会の機会を見出せないまま、悶々として、時を過ごしていたのでした。


そんな日々の中


姉妹の、ドライブで突如、立寄った 《 思い出の場所 》で、唐突に、究極の『賭けに出る』事を決意したのでした。

そして、帰りの車中から、ダメもとで賭けの『メール』に、『最後の望み』を託したのでした。



 『夏子に
            こんなに早く

                 渡せるとは ・・・」

『実は
           ぼくも

           夏子に   もっと早く

           連絡しなければいけないと
           思っていたんだ・・・」


澤田の真剣な目が、夏子への求愛を伝えていたのでした。


わたし

          誤解をしていた
                   ようですわ •・・


わたし

       もう  先輩に

            ご心配をおかけするような事
                  いたしませんから

半年余の空間が、ふたりの距離を一瞬にして戻し、 絆 を強めた瞬間だったのでした。

澤田の《愛の証》が、夏子の白い指に、燦燦と輝いた時、そのむかっむかっこそが、夏子の一途な思いをやっと叶えさせてくれた《印》だったのです。

(つづく)