近頃、暑い日が続いています。温度も高く湿度も高い日本の蒸し暑い夏は、地球温暖化と異常気象で10年前、20年前と比べると気温が大分高くなっています。最高気温が30度あったら真夏日だったのが、どんどんと最高気温を更新し、最近では40度を超える場所もあります。気候としてもただ気温が高い日が続くだけでは無く、雨によって涼しい日が訪れたと思ったら10度も差を付けた真夏日が訪れる、なんて気温差の激しい事も多くあります。

 そんな生き物が過ごすには厳しくなっている夏ですが、暑いと気を付けなければいけない代表的なものが熱中症です。気温が上がる春先や夏に入ると、校庭で運動をしていたり集会をしていた学生や、庭先で庭の整備をしていた人達なんかが病院に熱中症で運ばれたと言う話を多く聞くでしょう。ただ歩いていたり立っていたのに気がつけば病院に運ばれていたなんて事もあります。

 熱中症に罹ると、何かと色々大変な事になるので、罹らないに越した事はありません。

 今回は熱中症の話です。

 

 

熱中症とは

 熱中症とは、気温や湿度が高い環境下で身体が適応出来ず、体温調整が上手くいかない事で生じる様々な症状の事です。気温、湿度の高い環境にいる事で体温を調節する機能が狂ったり、体内の水分や塩分のバランスが崩れた事で起こる、めまいやだるさ、吐き気や筋肉の痙攣、意識障害等様々な症状が起こる状態をまとめて、熱中症と言います。

 熱中症を引き起こす条件は、「環境」と「からだ」と「行動」によるものが考えられます。気温が高い、湿度が高い、日差しが強い、風が弱い等の「環境」の要因、暑い環境に身体が十分に対応出来ない、低栄養状態、二日酔いや寝不足といった体調不良等の「からだ」の要因、激しい筋肉運動や慣れない運動、長時間の屋外作業、水分補給が出来ない状況等の「行動」の要因とがあります。

 熱中症になる可能性がある目安は、暑い場所にいた時から24時間程度です。一晩眠った翌日や、数時間後に熱中症となる場合もあるため、時間が経っても油断せず熱中症の症状に警戒する事が大切です。

 

 

熱中症の種類

 熱失神

 皮膚血管の拡張によって血圧が低下し、脳への血流が悪くなる事によって起こります。

 めまいや一時的な失神、顔面蒼白や脈が速くて弱くなる事等が特徴です。

 

 熱痙攣

 大量に汗をかき、水だけを補給して血液の塩分濃度が低下した時に、足、腕、腹部の筋肉に痛みを伴った痙攣が起こります。

 筋肉痛や手足の攣り、筋肉が痙攣する事等が特徴です。

 

 熱疲労

 大量に汗をかき、水分の補給が追いつかないと身体が脱水状態になり、熱疲労の症状が起こります。

 全身の倦怠感、悪心・嘔吐、頭痛、集中力や判断力の低下等が特徴です。

 

 熱射病

 体温の上昇のため中枢機能に異常をきたした状態です。応答が鈍い、言動がおかしい、意識がない等の意識障害が見られたり、ショック状態になる場合もあります。

 体温が高い、意識障害、呼びかけや刺激への反応が鈍い、言動が不自然、ふらつく等が特徴です。

 

 

熱中症の予防

 暑さ指数(WBGT)と熱中症予防指針を確認すると良いでしょう。

 暑さを避けるために、屋外では日傘や帽子を着用したり、日陰の利用やこまめな休憩をしたり、日差しの強い日は日中の外出を避けたりしましょう。室内では扇風機やエアコンで温度を調節したり、遮光カーテンやすだれや打ち水を利用したりしましょう。但し、エアコン等で冷やしすぎは、涼しい部屋から暑い屋外に出た時に、急激な温度差に身体が対応出来図、めまいや吐き気等を引き起こす事があるため注意が必要です。 

 身体の蓄熱を避けるために、通気性の良い吸湿性や速乾性のある衣服を利用したり、保冷剤や氷、冷たいタオル等を利用して身体を冷やしたりしましょう。

 室内でも屋外でも、喉の渇きを感じなくても、こまめに水分と塩分、スポーツドリンク等を補給しましょう。利尿作用があるものは、かえって脱水症状を進めてしまう事もあるので、飲み過ぎに注意しましょう。

 

 

熱中症の応急処置

 熱中症が起こってしまった場合には適切に応急処置をする必要があります。

 本人の意識がはっきりしていない、自分で水分や塩分を摂取する事が出来ない、水分補給などの何らかの応急処置をしても症状が良くならない、これらの場合はすぐに医療機関に連れて行きましょう。躊躇わず救急車を呼ぶ等の対処する事が大切です。

 意識がある場合、涼しい場所へ避難し、服を緩め身体を冷やしてください。意識がない場合は、救急へ連絡し、涼しい場所へ避難し、服を緩め身体を冷やしてください。

 水分を自力で摂取できる場合、スポーツドリンクや経口補水液等を始めとした水分・塩分を補給して下さい。

 症状が改善した場合、そのまま安静にして十分休息をとって下さい。

 熱疲労や熱射病の症状がある場合、急に容態が変化する場合があるので、一時的に症状が改善した場合でも病院での診察が必要となります。

 また、糖尿病や腎臓病等の持病がある人は軽度であっても体温の異常な上昇によって、臓器に負荷がかかり持病が悪化する危険性があるため、病院での診察が大切になります。

 

 

最後に

 暑い日が続くと、連日の暑さで体力が奪われたり、寝苦しく寝不足になったりして熱中症を発症しやすくなります。涼しい場所で過ごし、出来る限りの休息を取り、水分と塩分をこまめに摂ることが大切です。

 予防出来れば何よりですが、もしも熱中症に罹ってしまった場合は、即座に対処をし、少しでもおかしい所があれば即座に医療機関に受診して下さい。熱中症の人を見つけた場合も、意識がはっきりしていなかったり、水分・塩分を自分で摂れなかったりしたら、躊躇わず救急車を呼びましょう。

 

 

 

 

人々を支援する福祉の仕事にはさまざまな種類があります。

 

介護士さんや保育士さん、看護師さんなどの仕事も、福祉系の職種の一種です。

 日常生活で何気なく聞いていた仕事の話も、福祉の仕事だったと言う事もあります。

 では福祉の仕事にはどんなものがあるのでしょうか。福祉の仕事の種類の一例のお話です。

 

●仕事探しなら『ゆめほいくプラス』●

 

福祉とは

 福祉とは、「ふだんのくらしのしあわせ」とも言います。

福祉どちらの文字にも幸せ、幸福の意味が込められています。

 福祉はしあわせやゆたかさを意味する言葉で、公的扶助による生活の安定や充足、

また、人々の幸福で安定した生活を公的に達成しようとする事を指します。

 

 

福祉の仕事とは

 福祉の仕事とは、介護士や保育士などと言った対人援助職を指し、心身の障害などによって

日常生活に支障がある方やその家族の方を対象に、身体、精神、経済などの

あらゆる角度から助言や指導などで支援する仕事です。 

 施設によって呼び名が異なるものもあり、教育現場や医療現場、

行政や企業などの多様な現場において専門知識が求められます。

 

 

福祉の職種の一例

 福祉の仕事と言っても、様々な種類があり、その仕事内容は大きく異なってきます。

 また福祉の仕事には専門的な知識や技術を必要とする事があるため、中には資格要件が厳しく定められている職種もあります。

 

 介護職員・介護福祉士

  身体介助や生活援助によって高齢者の生活を支援する仕事です。

  介護福祉士は国家資格になりますが、介護職員は無資格で働く事ができます。

介護職員が一人で身体介助を行うためには介護職員初任者研修以上の資格が求められます。

 

 訪問介護員(ホームヘルパー)

  介護サービスを利用する方の自宅を訪問し、生活に必要な援助を行う仕事です。

利用者の生活と直接関わりの無い、家族のお世話や行事の特別な料理の作成などは仕事に含まれません。

  身体介助を行うためには介護職員初任者研修以上の資格が求められます。

 

 介護支援専門員(ケアマネージャー)

  高齢者や障がい者の相談に対応したり、関連機関との連携や調整などを行う仕事です。

  介護支援専門員実務研修受講試験の合格後、介護支援専門員実務研修の終了が求められます。

 

 生活支援員

  高齢者や障がい者の方で生活が困難な方に、生活習慣が身に付けられるように支援する仕事です。

 取得を定められている特定の資格はありませんが、社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士の資格取得が問われる事もあります。

 

 就労支援員

  就職を希望しているものの就労が困難な方に、求める条件や適正にあった職場の紹介や必要な技術の獲得のための指導などを行い支援する仕事です。

  必須とされている資格はありませんが、社会福祉士社会福祉主事任用資格などの特定の資格が求められる事もあります。

 

 児童指導員

  児童福祉施設を利用する子供達の育成や指導を行う仕事です。

  児童指導員任用資格の取得や、施設によっては公務員試験の合格が求められます。

 

 保育士

  専門的な知識や技術を持って、未就学児の保育を行ったり、保護者へ保育に関する指導を行なったりする仕事です。

  保育士資格の取得が必要です。

 

 母子支援員・少年指導員

  経済的に困窮している母子家庭の生活を支援する仕事です。

母子支援員は母親からの相談に対応し、少年指導員は子供に対する支援を行います。

  母子支援員は厚生労働省の指定する養成学校及び養成施設を卒業、

保育士資格の取得、社会福祉士資格の取得、精神保健福祉士資格の取得、高等学校卒業後2年以上児童福祉事業に従事する事、

と言った任用条件の中からいずれかを満たす必要があります。

少年指導員は特定の資格を取得する必要はありませんが、多くの場合は児童指導員任用資格の取得が求められます。

 

 社会福祉士

  相談業務や支援サービスの紹介や手続き、関連機関との連携が仕事です。

  国家試験である社会福祉資格の取得が必要であり、資格を取得していないと社会福祉士を名乗る事は出来ません。

 

 生活相談員

  相談に乗ったり、意見を伝えたりと言った施設と利用者の方を繋ぐ窓口としての役割を担っている仕事です。

  都道府県によって生活相談員になるための要件は異なり、実務経験のみでなれる所もありますが、多くは社会福祉士や精神保健福祉士などの資格が求められます。

 

 支援相談員

  介護老人保健施設において利用者の相談業務に対応する仕事です。

  定められた必須の資格はありませんが、多くの場合、社会福祉士などの資格の取得が求められます。

 

 相談支援専門員

  安心して生活が出来るよう障がい者の方とその家族を支援する仕事です。

  実務経験を積み、相談支援従事者研修を受講する必要があります。

 

 理学療法士

  怪我や病気などによる障がいのある方を対象に、自立した日常生活が送れるよう運動療法や物理療法を用い、基本動作の回復などの身体機能の回復や予防、維持を行う仕事です。

 養成校に通い、理学療法士国家試験に合格する必要があります。

 

 作業療法士

  身体的、精神的、または加齢などによる障がいのある方に、作業療法を用い日常生活や社会生活への適応などの身体機能の維持や回復を行う仕事です。

  養成校に通い、作業療法士国家試験に合格する必要があります。

 

 精神保健福祉士

  精神的な障がいのある方の社会復帰を支援している仕事です。

  精神福祉士国家試験に合格する必要があります。

 

 看護師・准看護師

  病院やクリニックにおいて医師のサポートを行い、医療面から患者を支援する仕事です。

  看護師国家試験に合格する必要があります。

 

 

 

 一口に福祉の仕事と言っても、その種類や仕事内容は多岐に渡り、人々への関わり方も様々な関わりがあります。

専門的な知識や技術を必要とし、資格の取得が必要なものも多く存在します。

 福祉の職種の一例で挙げたものの他にも児童発達支援管理責任者言語聴覚士

医療ソーシャルワーカーなど様々な職種が存在します。

 

 福祉に興味を持たれた方は、自分の寄り添いたい事から職種や必要な資格などを調べて見ても良いかもしれません。

  

暑い夏が過ぎ、気持ちの良い季節になりました。

 

子ども連れのお家も各所でたくさん見かけられるようになりましたね!

公園などで気持ち良さそうで楽し気ですが、

たくさん遊ぶとどうしても必要になるもの、それは着替えやおむつです。

 

 タオルや着替えを持って公園に行くとなると荷物が増えてしまう事になります。

特に赤ちゃんや幼児を連れたお母さん、お父さんは替えのおむつなんかもあって荷物がいっぱいです。

 普段から替えのおむつを常に持っていたとしても、急に足りなくなってしまったり、忘れてしまったりした時に助けになるのが

紙おむつの自動販売機です。

 

ベビー用紙おむつ自動販売機

 ベビー用紙おむつ自動販売機とは、子育て世代が紙おむつの心配をする事なく外出する事が出来るように、

ベビー用紙おむつの2枚入り小パックが購入できる飲料とコラボした自動販売機の事です。

 

 飲料はダイドードリンコのお茶紅茶飲料、水、スポーツドリンク類、果実野菜飲料などを販売し、

ベビー用紙おむつは

大王製紙の「グーンプラス肌快適設定パンツ2枚入り」パンツサイズはMサイズ、Lサイズがあり、

「グーン肌にやさしいおしりふき70枚入り」も販売しています。

 この自動販売機は、国土交通省から子育て応援施設の整備を加速していくことが発表された事を受け、

ダイドードリンコ、大王製紙株式会社、セコム医療システム株式会社の3社が子育て世代を応援するための取り組みとして、

道の駅、その他の大型商業施設、複合施設などに展開されています。

 

 2019年10月より展開開始し、2026年末までに500台の展開を目指しています。

 展開エリアは2023年時点で東北地方6県、関東地方7県、中部地方10県、近畿地方6県、中国地方4県、四国地方4県、九州地方5県の42都府県に設置されています。

 

 

おむつ自動販売機

 赤ちゃんとのお出かけを気軽なものにし、お買い物や観光を楽しんで貰うために、急にオムツが必要になった時のために、

飲料用自動販売機でおむつの購入を出来るようにと、

「ウェルカムベビープロジェクトおむつ自動販売機」として開発されました。

2017年3月より全国の商業施設、空港の授乳室、親子休憩室などで設置されています。

 

 外観は、一部例外もありますが、ウェルカムベビープロジェクトのオリジナルデザインで、

お母さん、お父さん達への子育て応援メッセージが書かれたステッカーが貼ってあります。

 

 おむつは、パンツタイプのMサイズとLサイズの2種類があります。

おむつには、ビニール袋が1枚付いており、使い終わったおむつを持ち帰れるようになっています。

ウェットテッシュや一部では液体ミルクも販売しています。

 

 おむつ自動販売機の一部と、併せて設置展開されている「ウェルカムベビープロジェクト支援飲料自動販売機」と言う飲料のみ販売の自動販売機で飲むものを購入すると、売り上げの一部がウェルカムベビープロジェクトに寄付される仕組みになっています。

 展開エリアは2022年時点で神奈川県、東京都、千葉県、埼玉県、静岡県、愛知県、大阪府、兵庫県、奈良県、京都府、石川県、広島県、高知県、山口県、島根県、福岡県の全国92ヵ所に設置されています。

 

 

紙おむつを買える自販機

 2017年3月に東京キリンビバレッジサービス株式会社と花王株式会社が開発したもの。

 イオン東戸塚店に設置されました。

 

 

子育て応援自動販売機

 北海道コカ・コーラボトリング株式会社が、北海道開発局と地方自治体と協働して、展開しています。

 2019年から道内の道の駅に設置しています。

 

 子供とのお出掛けは色々と準備があり、物が増えがちです。

そんな中でも外で気軽に調達出来るのは、とても助かります。

 子育て支援のための自動販売機、紙おむつの自動販売機は、おむつを履いた子と気軽に出掛けたり、

遊んだりする時に力になってくれる自販機です。

飲料とおむつだけでなくウェットティッシュやミルクなども販売している自動販売機も中にはあり、

様々な企業や自治体、プロジェクトが開発、展開し、全国の様々な場所に設置されています。

 

2026年末までに500台の展開を目指している

とのことなのですが、それでもまだ見かけたことがないのですが、見かけた方は是非お知らせください!

より良い環境で子育てしやすい世の中になっていくといいですね

 

 

昔、職業体験で保育園に行きました。

自分達も通った保育園での職業体験で、一緒に行った子達も皆、その保育園から卒園した子達でした。

 

 職業体験では子供達と遊んだり、装飾品を作ったり、園内の掃除をしたりと、先生達の仕事の一部を体験しました

。先生達に色々と教えてもらいながらする保育士の体験は、新鮮で楽しかった事を覚えています。

 

 そんな保育園の先生達、保育所や児童福祉施設で子供の保育を行う保育士さん達ですが

、保育士になるためには保育士の資格が必要となります。

 

 保育士は養護と教育を一体的に行う営みで、保育士には専門的な技術や知識、

保護者や子供達への支援を行う事が出来る専門性も求められています。

保育士資格とはそれらの専門的な要件を満たしている、と公的に証明するための制度です。

 

そんな保育士資格のお話です。

 

 

保育資格を取る方法

 保育士資格を取る方法は2つあります。

 

 ●一つは、厚生労働大臣が指定する「指定保育士養成施設」と言う、大学、短大、専門学校などで学んで卒業する方法です。

 

指定保育士養成施設の受験資格は学校により異なりますが、

多くは高等学校卒業以上の学力が必要です。

高校を卒業していない場合は、文部科学省が行う高等学校卒業程度認定試験に合格する必要があります。

 

 指定保育士養成施設は施設によって、2年制から4年制まで幅があります。

指定保育士養成施設の4年制の大学、2年制の短大、2年制や3年制の専門学校などから卒業すると、

無試験で保育士資格を取得する事が可能です。

 

 学校では座学や実際の保育現場で学ぶ教育実習などが設けられています。

通信教育や夜間学部を設けている学校もあり、様々な学び方が出来ます。

 

 ●もう一つは、年2回実施される保育士試験を受験し合格する方法です。

 

受験資格を満たす必要がありますが、指定保育士養成施設以外の学校の人や社会人も資格の取得を目指す事が出来ます。

保育士試験の受験資格は、最終学歴によって違いがありますので注意が必要です。

 

 受験資格は概ね短期大学卒業程度で設定されています。

最終学歴が高等学校であった場合も、「児童福祉施設で実務経験2年以上かつ総勤務時間数2880時間以上従事した者」などの条件を満たせば受験資格を得られます。

最終学歴が中学校であった場合、「児童福祉施設で5年以上かつ7200時間以上の実務経験」があれば受験資格を認められます。

 

保育士試験には筆記試験と実技試験の2段階があります。

 

 指定保育士養成施設に通った場合も保育士試験を受験した場合も年齢に上限は無く、

何歳からでも保育士を目指す事が出来ます。

 保育士資格は試験に合格することで取得できますが、保育士登録手続きをして保育士証を取得する必要があります。

 

 

●保育士試験の申請手続きの流れ●

 

1.「受験申請の手引き」を取り寄せる

 請求は筆記試験の約3ヶ月前から始まります。申し込み期間が約1ヶ月しかありません。

インターネット請求と郵送による請求があります。

受験申請書、受験料の払込扱票、提出用の専用封筒などが届きます。

 

2.受験申請書を書く

 証明写真の貼り付けも必要です。申請後は受験会場や受験科目などの変更は出来ません。

 

3.必要書類を揃える

 受験申請書の他に受験資格を証明する書類も必要です。再試験の場合は合格科目の免除申請のための書類が必要になります。

 

4.受験手数料を振り込む

 払込取扱票を使用して郵便局の窓口から受験手数料を振り込みます。

「受験申請書貼付用」と書かれたものを受験申請書の裏面に貼り付けて申請します。

 

5.受験申請書を郵送する

 提出用の封筒に入れて郵便局窓口から簡易書留で郵送します.

 

 

保育士試験について

 試験は筆記試験(2日間)と実技試験(1日)があり、毎年、前期と後期の2回行われています。

それぞれ6割以上の得点で合格となります。

 

保育士試験の合格率は20%前後と言われています。

 

筆記試験では合格した科目については、その年を含め3年間の有効期限が認められています。

 筆記試験では以下が実施されています。

 

1「保育の心理学」

2「保育原理」

3「子供の家庭福祉」

4「社会福祉」

5「教育原理」

6「社会的教養」

7「子供の保健」

8「子供の食と栄養」

9「保育実習理論」

 

 

 実技試験では以下の内から2分野を選択し、実施されます。

 

1「音楽表現に関する技術」

2「造形表現に関する技術」

3「言語表現に関する技術」

 

 

保育士登録の手続きの流れ

 

1.「保育士登録の手引き」を取り寄せる

 登録事務処理センターから取り寄せます。申請書や振込用紙などが同封されています。

2.登録手数料を振り込む

 振り込みは郵便局の窓口からのみとなっています。

3.登録事務処理センターへ書類を送付

 「保育士登録申請書」「振替払込受付証明書」「保育士となる資格を証明する書類の原本」が必要です。

5.保育士証の交付

 申請から交付までの期間は2ヶ月程度です。

 

 

最後に

 保育士の資格を取得するためには指定保育士養成施設の大学、短大、専門学校などに通ったり、保育士試験を受験したりと言ったやり方があります。また年齢制限が無いので、何れかの方法でも何歳になっても保育士資格を取る事が可能です。中卒や高卒の人でも受験資格を満たせば保育士試験を受験できます。

 合格率20%前後と狭き門の保育士資格は一生においても力になるでしょう。

 

 

未だ暑さは残りますが、

夜になると秋風も吹きだいぶ過ごしやすくなってきました今日この頃ですが、

夜と昼間とでは涼しさが違うために、うっかり昼のままの感覚でいると、風邪を引いてしまいそうになる事があります。

 

湯上がりで大丈夫だろうと、上を脱ぎっぱなしで歩いていたら、気がつけば身体が震えていてくしゃみをするなんて日も

増えています。

 

 その上、時には気候の変化も激しいですから、体調を崩してしまう方もいらっしゃるかと思います。

かくゆう私も、雨が降った翌日にかんかん照りだったりすると、温度や気候の変化で体調を崩してしまいます。

 

 暑い夏から一歩引いた秋は過ごしやすくもなりますが、

朝晩での気温差、気候の変化で風邪やその他の病気に罹りやすくなったりもします。

 

今回は、そんな秋の病気の話です。

 

●求人探すならゆめほいくプラス●

 

 

 

秋に罹りやすい病気

 秋は暑い夏と比べて過ごしやすい季節ではありますが、免疫力や抵抗力が低下している季節でもあります。

 

 秋風邪

  夏に疲れが溜まり、免疫力や抵抗力が低下して秋風邪に罹りやすくなります。

 

 花粉症

  ピークが一般的に2月から4月と春先の印象が強いですが、他の月、秋にも花粉症は発生します。

秋の花粉症の原因としては、ブタクサやヨモギ、カナムグラなどと言った植物の花粉が原因となって起こっています。

8月から10月が花粉の飛散期間となっています。

 

 喘息

  秋になると日中と朝晩の気温の差が大きかったり、台風などによる気候の変化も激しかったり、

気温が低下するのに加えて湿度も低下するため、喘息が起こりやすくなります。

大人の喘息の原因は、アレルゲンだけでなく、温度差や疲労、タバコやストレスなどの身体の外側からの刺激も

原因だと言われています。

また、夏に増えたダニの死骸などを吸い込んでしまう事も、秋に喘息が多く発生する原因とも言われています。 

 

 食中毒

  食中毒と聞くと6月の梅雨の時期から夏にかけて多く発生すると思われがちですが、

1年の中で最も多くの食中毒が発生するのは10月となっています。

食欲の秋と言う程行楽の季節でもあり、運動会などで野外で食事する機会が増える季節ですので、

衛生的な面から食中毒が増えるようです。

また、牡蠣などの二枚貝や山菜採りで採ってきたきのこなどによっても食中毒が発生します。

 

 季節性うつ病

  季節性うつ病は季節によって現れるうつ病です。秋から冬にかけてのうつ病は、

日照時間の減少が関係していると言われています。秋うつのほか、冬季うつ病とも呼ばれています。

 

 白内障

  秋の紫外線の量は、殆ど春と同等くらいですが、秋は空気が澄んでいるために紫外線が直接目に届きやすくなっています。

そのため、白内障が悪化しやすいと言われています。 

 

 ドライアイ

  秋の夜長のため、読書などの理由で意外と秋に目の病気が多いと言われています。

涙の分泌量は昼より夜の方が少なく、その上、パソコンやスマートフォン、本などを見ていると

瞬きの回数が少なくなってしまうため、涙が蒸発し、水分量が減って、ドライアイになる事があります。

リラックスは大事ですが、パソコンやスマートフォン、本などを見続ける時は目を労り、出来るだけ瞬きしておきましょう。

 

 

 秋風邪

 夏から秋にかけての季節の変わり目は、風邪を引く人が増えます。

理由として、急激な気温の変化や夏の暑さでバテた身体が免疫力や抵抗力が低下しているしている事が挙げられます。

秋になって急に肌寒くなると、気温の変化に適応できずに、自律神経が乱れて体調を崩しやすくなってしまいます。

 

 5度以上の急激な気温の変化があると、自律神経が乱れやすくなると言われています。

自律神経が乱れてしまうと、唾液の分泌量が減って喉が乾燥するなどの身体に様々な変化が現れ、

免疫細胞の機能の低下なども起こるため、風邪を発症しやすくなっています。

 

 症状

  秋風邪の主な症状は、喉の痛み、咳、鼻水、発熱、頭痛などです。

春風邪、冬風邪でも同様の症状が現れますが、秋風邪で特徴的なのは、急な空気の乾燥などで、

喉の痛みが出やすいと傾向にあると言う所です。

高熱に見舞われる事は少なくとも、咳が一向に治らないなどの症状が長引く事も秋風邪の特徴です。

 

 予防

  ・外から帰って来たら必ず手洗いとうがいをする。

  ・乾燥した空気から粘膜を保護するためにマスクをつける。

  ・粘膜を潤すためにこまめに水を摂る。

  ・口の中の雑菌を除去するために歯磨きをする。

  ・気温の変化に対応するために体温調整しやすい服装にする。

 

 

 最後に

 朝晩で気温差がある秋は自律神経を崩しやすく、それによって身体に様々な不調が現れ、

体調も崩しやすい季節となっています。

また気温差や気候差だけでなく、夏に溜まった疲れから免疫力や抵抗力が低下して、風邪をひきやすい季節にもなっています。

風邪を引いてしまうと、秋は咳などの症状が長引いてしまう事もあります。

 

 手洗いうがいや気温の変化に対して調整しやすい服装を着るなどして秋風邪を遠ざけたり、

花粉や喘息、白内障やドライアイなどに対して個別に対策を取り、過ごしやすく体調を崩さない、

病気を遠ざける秋の日にしましょう。