【公演日時】
2024年1月6日（土）13時
【劇場】
新国立劇場 オペラパレス
（東京都渋谷区本町1-1-1）
京王新線「初台」駅 徒歩約2分
【上演時間】
1幕 55分
休憩 30分
2幕 50分
※開演 約3分遅れ
※終演 15時25分
【チケット】
2階 上手
12,017円
【観劇回数】
作品 30回目
劇場 96回目
新国立劇場バレエ団 98回目
【評価】
A
【スタオベ】
級
【いちばん良かったキャスト】
五月女遥さん
ルイーズ／蝶々（葦笛の踊り）
【メモ・感想】
リーフレット無料配布
プレゼント ポストカード
涙腺崩壊
・『くるみ割り人形』のキャストが発表される前に他のバレエ団さんのチケットを予約済で、6人のうち廣川みくりさんのクララcだけ観に来れないという心苦しい状況だったけど、他のバレエ団さんのお目当てのキャストが怪我で1月3日公演を降板
さすがに同一週（6日東京、7日静岡）の復帰はないだろうと判断したのと、やっぱり廣川さんのクララc観たいというのと、岩井夢花さんをもう1回観たいというのと、赤井綾乃さんのソロのある日なのと、好みの席がまだ売れ残っていたので、『くるみ割り人形』に急遽予定変更（1月4日）
・1月5日に14日までの3公演の降板が発表となったミクルーハさん、大丈夫かなぁ稽古中や公演中の怪我だったら、治療費出してあげないと。主催者、保険かけてあげてただろうか
大阪のフェスティバルホール公演は、センターブロックのBOX席だったからダメージでかい
セット遠征予定だった『バケモノの子』もキャンセルに
なかなか予定通りに行かない
・1幕、キャスト全体の集中力というか空気の一体感が出て、ジュニアキャストが出ている場面まではパーフェクト状態のパフォーマンス
お名前分からないけど、水色衣裳の子（敬礼→プレゼント1番目）の表情が素晴らしい主役2人がまだ登場していない1幕前半で、涙腺崩壊感動なう
・五月女遥さん、2役とも無駄な力が入っていない絶妙な力加減の優しい振りで、ルイーズcは優雅さを、蝶々では羽根の動きで舞っている雰囲気が出ている「ジャンプ」ではなく「舞う」という見え方が素晴らしい
腕は優しい動きで、前回より余裕があるのか、脚は素早い部分も混ぜて、その2パターンのスピードの違いが噛み合っていた
・木下嘉人さん、バレエのスキルに演劇のスキルを混ぜているようなミュージカルみたいなパフォーマンス横にも縦にもどちらでも軸もフォームもスピードも綺麗な動きができていて、かつ全く固さがないので、どの役でも高パフォーマンスになっている新国立劇場バレエ団の中で、ソロのパフォーマンス技術はトップではないだろうかサイドの役で全体の完成度を底上げしている木下さん、菊岡優舞さん、宇賀大将さんでルイーズcを誘うシーンの演劇度が超上がっていた
・小柴富久修さん、全身着ぐるみで表情が見えない役だけど、演劇度が大きくなっているので、キャラクターもストーリーもきっちり出ている雪の結晶のシーンで、雪に阻まれてクララcを見失う演技が上手かった1幕の最後、投げ捨てられた砂袋がねずみ1匹に直撃して、ひっくり返ったと思ったら、近くにいた1匹が駆け寄って身体をさすっていた
2匹とも素晴らしい演技力
・岩井夢花さん、2階の後方席だったので細かい表情までは見えなかったけど、演技面は米沢唯さんに似てるし、振りも優しい振りで軸もしっかり大人キャストと混ざっても輝けるレベルの高いジュニアキャストが集まってきているので、1年に1回くらい（夏休み後半）、新国立劇場主催でジュニアバレエの公演を上演しても良いのでは
・花形悠月さん、2役とも安定感が凄いとにかく表情がしっかりしていて、パフォーマンスのベクトルが良く、全く不安定なところがないような
実力にあった役がもらえて、これだけ活躍できると、移籍希望者が増えるような
・山本涼杏さん、安定感が凄いミスったりパフォーマンスが落ちたりというのがなく、足音が綺麗だけでなく表情が活きていて、全身がエネルギッシュなオーラが出ている抱えられての右脚を開脚するところのフォームを花形さんに合わせてきたペアでフォームを同じにすると見栄えが一気に上がる安定しているどころか、公演ごとにパフォーマンスがアップしている
・赤井綾乃さん、男性ダンサーさんと身長差があるので、着地のタイミングが難しそうだけど、表情が曲調に合っていて、身体のリズム感も良い前回観たときより、パフォーマンスが上がっている自分でも上手く決まったのか、ラストの表情がとても良かった
・速水渉悟さん、前回柴山紗帆さんの時は若干固く感じた（コンビネーションが危なかったところもあったように見えた）けど、今日はフライヤー写真のような雰囲気で廣川さんをフォロー主役デビューの廣川さんをきっちり支えていた
・廣川みくりさん、主役デビュー日なので若干固さもあったけど、形になるレベルで仕上げきている少しシューズ音が出ていたけど、がんばって抑えようとしていたし、凄い必死に演じていたデビュー日としては充分感動できるパフォーマンス公演回数を重ねて余裕が出てくると、まだまだ伸びると思われるメインが終わって、力が抜けたフィナーレのバランスがいちばん良くて廣川さんの個性が乗っていたこの力加減でできれば
・関晶帆さん、以前は大人しすぎた感もあったけど、振りと振りの間（繋ぎ）が良くなっている振りだけでなく、渡辺与布さんみたいな気（オーラ）が加わるとさらに良くなるような
・岸谷沙七優さん、表情使えるようになってて、振りの軸もスピードもしっかりレベルが上がっているけど、バレエ団全体のレベルも上がっているので役を取るのは大変そうだけど、今のポジションより輝けるポジションで観てみたい飛躍に期待
・ポストカードが『くるみ割り人形』とは違う作品だったプレゼントと言うより、宣伝感が
（毎年後半の日程は、サプライズの王子5人とかクララc6人の全員集合ポストカード2種にすれば、チケット前売りや当日券伸びるのに。）
