劇団四季
ファミリーミュージカル
エルコスの祈り
【公演日】
2023年9月9日(土)
【開演時間】
13時
【劇場】
ハーモニーホール座間 大ホール
(神奈川県座間市)
最寄駅:小田急 相武台前 徒歩約13分
【上演時間】
1幕 約55分
休憩 15分
2幕 約50分
※終演 15時5分
【チケット】
1階 下手
5,000円
【観劇回数】
作品 16回目
劇場 14回目
劇団四季 954回目
【評価】
SSS
年間ベスト公演候補
【スタオベ】
【いちばん良かったキャスト】
奥平光音さん
エルコス
【物販】
プログラム 1,000円
【メモ】
全国ツアー初日
涙腺崩壊
・ちょうど2年ぶりのハーモニーホール座間。天候回復して良かった
・自由劇場での千秋楽公演から1週間で全国ツアー開幕1週間しかなかったのに、全体のパフォーマンスが一気に上がっている
・奥平光音さん、レベルの違う歌唱力をお持ちなので、自由劇場ではどのレベルで歌えばいいのか若干探りながらというか、自信はまだなかったような歌い方だったのが、ジャストの感覚を掴んだかのような自身に満ち溢れているのが伝わってくる歌い方歌っている方も聴いている客席もお互いのベクトルが一致するような空気感で、ファミリーミュージカルだけど、こどもを連れてきた親まで引きこんでいるような雰囲気瞬きのタイミングも良くなっていて、台詞も演技もまだ劇団四季デビュー2年目とは思えないしっかりとしたパフォーマンスで、歌だけではなくミュージカルに必要なセンスが高いのも伝わってくるこの作品はエンディングでもう1回、主役の魅せ場(ソロ)があるけど、キャストみんな良かった公演でも、さらにタイトルロールの説得力を出して輝いていた
・川辺将大さん、台詞も表情も超上手い大きい動作はないので、基本的には台詞がメインの役だけど、ストーリーの聞かせ方もキャラクターの出し方もナチュラルに上手い一般的には脚本上、エルコスcとかダニエラたちに注目がいくけど、川辺さんのこの上手さわかる人、どれくらいいるかなぁ一昨日観た『クレイジー・フォー・ユー』の原田真理さんとパフォーマンスレベルが一緒だった
・原口明子さん、名児耶洋さん、諏訪友晴さん、3人のキャラクターがそれぞれきっちり出て、台詞も動きも表情もタイミングもバランスも良かった自由劇場の時より一気に良くなったけど、縛りがなくなったような雰囲気だった技術論ばかりをどうすればいいか深く考えるより、演劇は(役を楽しんで)ナチュラルに演じる部分も必要だから、縛りすぎない方が上手くいくはず
・ブログの記事の下部に良かったキャスト順にタグ付けしてるけど、良かったキャストがタグに書ききれないくらいみんな良くて、カーテンコールで充実した表情のキャストも多かったタグに書けなかったけど、追加で書いておきたい青柳絵里奈さん、声を大人声から子供声に変えてきていて、表情(メイク)も良かった津田彩花さん、今は声が成長したけど、1幕序盤の台詞の声が12年前に聞いた脳内に残っている声と一致して、懐かしさも良かった声量があるのか、台詞の安定感が凄い
・今年上演しているファミリーミュージカル3作品とも完成度が凄いことになっている『人間になりたがった猫』はメインキャストのパフォーマンスが凄かったし、『ジョン万次郎の夢』は以前に観た時との差(上振れ)が凄くて作品力が初めて伝わってきたし、『エルコスの祈り』はキャラクター(個性)の出し方が全キャスト良いし、主役の説得力が凄い昨今のファミリーミュージカルはコロナ流行中のためか一般公演が少ないけど、追加できる地域あれば追加で増やした方がいいし、(自由劇場空いてたら)3作品とも自由劇場凱旋にした方が良いようなあと、いつか自由劇場を建て替えするなら、舞台横幅を拡げた方が良い。全国ツアーの方が作品のスケールがより伝わってくる。
パーフェクト公演