劇団四季
ミュージカル
ロボット・イン・ザ・ガーデン
【公演日】
2021年12月29日(水)
【開演時間】
13時30分
【劇場】
自由劇場
【上演時間】
1幕 80分
休憩 20分
2幕 75分
※終演 16時35分
【チケット】
2階 センター
9,900円
【観劇回数】
作品 11回目
劇場 140回目
【評価】
SSS
【スタオベ】
【いちばん良かったキャスト】
鳥原ゆきみさん
エイミー
【いちばん良かったナンバー】
ふたりのことば
【物販】
プログラム 1,600円
(2021年12月版)
【メモ】
劇団四季観劇通算 900回
当日キャス変10人以上
涙腺崩壊
規制退場あり
劇団四季観劇2021年ラスト(37回)
(観劇前)
・今月は観劇スケジュール入れすぎて、オフの日がなくて体力的に厳しいと思って、今日のチケットを公式リセール(QR再出品)に出して放出していたけど、開幕してからの出演パターンで生形理菜さんのご出演日が確定(←予想)して、このパターンのままだと生形さん出演予想日のチケットが1枚もないのが判明慌てててチケット探したけど年内完売で、逆にQR再出品を待つことに(←手放すのが早いのが原因)29日だけ再出品が少なく、年内観れないかもしれないと諦めかけていた再出品期限の27日に、一度手放した同じ席が再び再出品されたので、全力でキャッチこれも生形さんの御加護
・自宅出発直前に劇団四季公式サイトで念のためキャストチェックいちばん上の『アナと雪の女王』から順番にクリックしていったら、『ロボット・イン・ザ・ガーデン』の右上の更新日が12月27日じゃなくて、12月29日になってる恐る恐る目線を下に向けたら、今日のお目当ての生形理菜さんは予定通りご出演それにしても、体調不良の変更ならともかく、新役キャストデビューによる変更は、当日の変更だと心臓に良くないような前日夜の段階では決まっていないんだろうか新役デビューの方が多いけど、パフォーマンスは無難に置きにくるのか全開でくるのか、仕上がりはどうだろうか
(観劇後)
・この公演で役デビューのキャストが多かったはずだが、これはおかしい?、もしかしてと思って調べたら、やっぱりデビュー日で間違ってなかったデビュー日とはとても思えないくらいに、きっちりどころか非常に高い完成度に仕上がっているこれが劇団四季の層の暑さというか、演技系の役で初めて観た方たちまで、抜群に上手いどう教えるとこうなるのか状態
・初演時のまま再演するのではなく、より自然になるように、さらなる高みを目指すかの如く、細かく変更してきているディズニー作品(海外作品)だと契約で縛りが厳しいのか、ブラッシュアップが日本語にすると微調整に近いような感じで、マンネリ感が高いままになっているが、この作品はオリジナル作品ということもあるが、制作陣のそのまま再演を許さない姿勢が素晴らしい
・鳥原ゆきみさん、非常に丁寧に演じている身体の力が抜けて、感情の強弱が台詞からも表情からも身体からも、いいバランスで現れている初演時と比べても1段上にいった感じで、序盤ですでに高い位置で最後までそのレベルをキープして、いちばん良かったレベルのキャストが何人もいた中でも、いちばん良かったパフォーマンスだった曲の良さも歌詞の意味も引き出した歌唱で、演技面も歌唱面も両方で魅せていた
・宮田愛さん、まずビジュアルが凄い以前から細いスタイルだが、歌唱やダンスがメインの役よりも、今回の演技の役だといつも以上にスタイルの良さが引き立っているダンスナンバーでは1人格が違う動きを出しているスタイルがとにかく反則級、それでいてキレが凄い今回の役でさらに凄いのは、台詞と表情が相乗的に合わさって凄まじい演技力を魅せているしかも今日が役デビュー日という、何か間違えているかと錯覚というか混乱させた位に非常に高い位置で仕上がっているオーラが凄いので、ベンもエイミーも本気でいかないと、宮田さんに食われてしまう
・田邊真也さん、新しいキャストが多かったので、呼吸を合わせるのが大変だったと思われるが、それを全く感じさせない受けの技術相手の良さも引き出しつつ、自身のパフォーマンスもきっちりだった
・生形理菜さん、前回の千秋楽後に他の作品に何も出演されていなかったので心配していたが、久しぶりでお姉さん感がアップしたかなと思ってたら、かわゆさ全開のメイク&髪型で、時計が逆回りしているタング役もキャストの1人で魅せる演出になったんだろうか声も全国ツアーに向けて、ライトな観客にも合うように変えてきたような生形さんの個性が出たキャラが薄まってしまったような気もするが、タングになりきろうというのが伝わってくる現状はタングの台詞(言葉)で客席に感動を伝えているが、ポイントになるシーンでは、動きの面だけでも感動させるようにすると、客席の涙腺崩壊率が凄いことになるはず全国ツアーでは群馬公演が2日間あるので、とにかくコロナ(体調)に気をつけて、長野さんと凱旋を
・佐野正幸さん、序盤は優しいスタイルの演技で各キャラクターを好演してて、後半のボリンジャーが凄い言葉の圧ではなく、優しい物腰に隠れたというか、一瞬垣間見える鋭い視線からの圧で、隠れた狂気を忍ばせたカトウが恐れるキャラクターを上手く演じていたミュージカルメインで活躍されている方だが、ストレートプレイメインと思える位の演技力で、その実力を発揮していた
・山崎遙香さん、声が相原萌さんに似ているのか、かなり混ざってしまったというか演技をコピーしたのかの如く、同じレベルで演じているダンスメインの経歴の方で、たぶん演技系の役は初めてだと思うが、その役デビュー初日ですでに仕上がっている凄さ凄いとしか言いようがない
・久しぶりに両眼4ヶ所から涙腺崩壊これが『ロボット・イン・ザ・ガーデン』の威力作品の選定が成功し、作品力も凄いというか、作り込み方も凄いこの次の『はじまりの樹の神話』も凄いので、オリジナル作品を高いレベルで制作できる体制というか、俳優だけでなくスタッフも揃っているのがわかる高いコストかけて(足元見られて?)海外作品を新作で上演するよりは、オリジナルで勝負した方がいいような気が。『はじまりの樹の神話』は全国ツアーのファミリー客だが、客席の舞台への集中力が凄いことになっている『ロボット・イン・ザ・ガーデン』で唯一心配なのは、上演時間が長いこと。あまり観劇慣れしていない全国ツアーの客層に3時間は長めなような気も。
・東京公演のラストに、3公演ライブ配信があるので、3組体制に移行すると思うが、どのタイミングで移行するんだろうか3組目が配信で力を出すには、できるだけ早いタイミングで本番に慣れさせた方がいいような気が。
・帰宅して集計作業してたら、今日で劇団四季観劇通算900回を達成していた記念日に完成度高い舞台に当たって、生形理菜さんもご活躍されてて良かった以前のように年100回(2013年は137回)とかは、バレエとかも観るようになって時間が足りなくて、観に行けなくなってしまったが、あと3年位で1000回になりそう。原動力になった推しの俳優さん達は現役続けててくれるだろうか
帰りにデパ地下でくず餅買ったら、「いつもお買い上げいただいている方に差し上げています」と虎の御守(最初は猫に見えたけど、虎っぽい)をいただいた