東京バレエ団
くるみ割り人形
【公演日】
2021年12月15日(水)
【開演時間】
18時30分
【劇場】
よこすか芸術劇場 大劇場
(神奈川県横須賀市)
最寄駅:京急 汐入駅 隣接
【上演時間】
1幕 55分
休憩 20分
2幕 50分
※終演20時39分
【チケット】
2階 上手バルコニー
9,000円
【観劇回数】
作品 1回目
劇場 3回目
【評価】
SS
【スタオベ】
【いちばん良かったキャスト】
秋山瑛さん
マーシャ
【物販】
プログラム 1,500円
【メモ】
涙腺崩壊
時差退場あり
・夏休みに観た『ねむれる森の美女』が良かったので、『くるみ割り人形』も観ない理由はなく観劇スケジュールの優先度はかなり上で、ホームの劇場の椅子が小さいというか座席が狭そうで、ちょうど観に行ける距離の横須賀公演があったので、横須賀を選択
・よこすか芸術劇場は3回目最初は2009年12月のBerryz工房さんのコンサート、2回目は2017年9月の劇団四季さんの『アンデルセン』で、約4年3ヶ月ぶり『アンデルセン』はバレエ出身の藤岡あやさんが輝いていた思い出
・入場後にチラシラックにフライヤーないかなと探したけど、配架してなくて諦めモード替わりにクリスマスツリーのボードを写真撮影しようとしたら、目の前で撮影してる家族連れの女の子とお祖母さんの手にフライヤーが写真撮った後にその家族連れが歩いて来た方向に行ってみたら、案内コーナーにフライヤー発見フライヤーはデザイン的に、日付も劇場名も入っているので、観劇の記念撮影にちょうどいい
・座席は、迷いに迷って選んだバルコニー3列目の席期待値以上の観やすさもっと高くて遠いと思ってたので、座席に座った段階ですでにテンションアップ
・ただ、1列目のアメリカ海軍関係者と思われるグループの子供たち(6歳から10歳くらい)が喋る、立ち上がる、前の柵にもたれる状態で、2幕後半は何か食べたり飲んだりの無法地帯なぜか1列後ろのちょっと離れた位置に座っている母親たちも前のめりしたり、子供の席まで話しかけに行ったり戻ってきたりで、極め付けは(目の前の1人だが)身を乗り出して動画撮影したり写真撮影(シャッター音付き)連発軽く40枚は撮ったのではないだろうか何かのショーを観に来ている感覚2幕に「オー・マイ・ゴッド」とか言っていたけど、それはこっちの台詞なような開演前の諸注意アナウンスが日本語だけだったのと、休憩時に客席スタッフが非常に困った表情で丁寧に注意しにきてたけど、日本語なので通じていないしかも、肝心の写真撮ってる方が席にいないタイミング横須賀の土地柄、アメリカ人のお客さんが来るのも想定して、新国立劇場さんみたいに英語の注意アナウンスも準備していた方がいいような2幕はスタッフが10回以上というか付きっきりに近い状態で注意してくれた()けど、状況は最後まで変わらなかった
・それでもバルコニー席は列ごとの段差が大きくて、舞台への視界を遮るまでの影響はなかったので、悩み抜いて選んだこの座席は間違いではなかったというかよく考えたら、12年前のBerryz工房さんのコンサートは2階下手バルコニーの2列目で、3列目いいなぁと思った記憶があるので、12年越しでこの良席(上手と下手は反対側)で観れたまた観に来るときも、この位置しかないかもしれない
・秋山瑛さん、手と脚が長く見えてスタイルが細くて、身体は細いけどターンの回転の軸がまっすぐだけでなくしっかりしてて、肘の位置(軌跡)がとても綺麗だった1幕後半の王子とのラブラブ感が上手く出ていてストーリーを演出していた個人的に好きな曲の「金平糖の精のバリエーション」では曲(音符)にあった振りで綺麗に踊っていた最後にバランス崩しかけたけど、ギリギリで凌いで表情も崩さず、次に引きづらなかった作品全体的に曲を大事にした(曲に合わせた)振付になっているのも伝わってきた
・加藤くるみさん、表情と動きでめちゃくちゃ良いキャラが出ていた連続ターンの動線も真っ直ぐでない珍しいコースを辿った振付で、バルコニーから絶妙の角度で見えた
・女性キャスト中心に観てるけど、全体として男性陣のキャッチ力やキープ力だけでなく、女性陣を床に降ろすのがとても丁寧で、ちゃんと股を割ってるし形も揃ってるしタイミングも合ってるしで、実力が滲み出ていたそして男女とも、とにかくジャンプの着地のタイミングがみんな揃っているしかも足底の前の部分で着地するのを徹底していて(足音まで小さく綺麗で)、オーケストラの演奏した曲をそのまま客席に届けていた
・細かいミスやアイテムが落ちたりしても、表情に出さずに自然に切り抜けというか演技に組み入れてたりして、全体に浸透している
・まだ2回しか観てないのに、2回とも動きの揃い方が良かったから、実力の高さは間違いない個々のキャストの実力で突出させて魅せるというよりも役をみんなで分担して、一体感を重視に結果として全体のレベルアップを狙うスタイルなんだろうか鋭さはないけど、観てて癒される波長が合うスタイル
・あと、良かったのは指揮の磯部省吾さん手の動きが非常に細かく丁寧な動きで、最初の10秒で上手いのが伝わってきた端から端まで身体を向けて演奏を指揮していて、舞台上のダンサーのタイミングまで見ていたもし、センターブロックの席だったら動きが見えなかったと思われ、その点でもバルコニーで良かった
・横須賀は移動時間かけての観劇になるので、ハードルが上がっていたはずだが、期待を超えた内容で、観に来て良かった
・唯一の悩みは、ホームの劇場に1回行ってみるか、どうするか写真見る限り、客席の形や見えやすさ、座席が厳しそうだけど悩む