劇団四季
ミュージカル
ロボット・イン・ザ・ガーデン
【公演日】
2020年10月10日(土)
【開演時間】
13時
【劇場】
自由劇場
【上演時間】
1幕 90分
休憩 20分
2幕 70分
【チケット】
1階 上手
9,900円
【観劇回数】
作品 1回目
劇場 126回目
【評価】
SSS
年間ベスト公演候補
【スタオベ】
級
【いちばん良かったキャスト】
生形理菜さん
タング
【物販】
プログラム 1,500円
【メモ】
相原萌さん デビュー9周年
客席半数(1席空け)
涙腺崩壊
空調快適
・できるだけ情報シャットアウトしていたので、最初に公開されていたワラ人形みたいなタングから作品のイメージが掴みづらく、生涯推しの生形理菜さんと長野千紘さんのコンビで出演でも、チケットは少な目に予約していて、さらに『むかしむかしゾウがきた』九郎衛門役みたいな操作役と思っていたら、まさか喋るとは思ってなくて、実質的な主役で、もうそれだけで涙腺崩壊するレベル
・生形理菜さん、最初の「あ゛〜〜〜〜」の超ロングトーンからもう凄い今回は役への入り込み方が今までの役と段違いに凄い超本気モード最大の武器の声を活かして個性を発揮し、タングのキャラクター化に成功し、ちゃんと場面場面での感情をタングの動きと声で表現できているタングのデザインだけでなく、物を掴める手、まぶたが動く(閉じる)、両脚の自然な歩き方(動き)も予想以上で、美術さんのレベルの高さがうかがえた生形さんがハードルを超上げたので、長野さん大丈夫だろうか
・田邊真也さん、もっている落ち着きが役に合っている妻との噛み合わなさや、タングとの距離感が絶妙だった台詞も歌も良くて、喉の状態が以前より良くなっている
・鳥原ゆきみさん、観た役で過去最高の台詞綺麗さも凄いので、ストレートプレイでガンガンに活躍できる『美女と野獣』名古屋公演以来で約6年4ヶ月ぶりに観たはずだが、その時にタイムスリップしたように見た目が変わっていないちなみに、劇団四季で演技の仕方が最初に変わったと感じたのが、その『美女と野獣』名古屋公演の鳥原さんと佐野正幸さん。そこが流れが変わったターニング・ポイント
・野中万寿夫さん、序盤から菅本烈子さんといろいろな役を演じてて楽しそうにしているなぁと思ってたら、終盤見事な悪役に『ノートルダムの鐘』フロロー役でも魅せている個性が活かされて、緊迫の展開に
・渡邊寛中さん、タング役のもう一人。操作中心の役だが、生形さんとコンビネーション良く、タングの気持ちを上手く表現できていた声も綺麗だった
・萩原隆匡さん、台詞も歌も演技も上手い上に役の範囲に収めていて目立ちすぎないバランスが素晴らしい野中さんへの恐れ(ヤバさ)をどこかの台詞に乗せられれば、野中さんがさらに引き立つような
・相原萌さん、ナチュラルな演技で役のキャラを出せていた髪の毛から綺麗さとかわゆさの両方が出ているカッコイイ系の役を中心で出演されていたが、かわゆさを活かした役でも活躍できるちょうどデビュー9周年の日だったが、相原茜さんと違う個性で(活かして)、それぞれの活躍を期待
・本城裕二さん、個性というか魅力が爆発弾け方が素晴らしいいろんな役を凄い楽しそうに演じていた替わりは効かないだろうレベルで、今回はシングルみたいで安心だが、違う視点でロングランを考えると他の役も含めてコロナリスクで2人は用意していないと、万が一の時は代役がいないと公演中止になってしまう。その辺りのリスク管理も大事。
・菅本烈子さん、お元気さが増している今までの劇団四季の演出と違う方(外部の方)なので、その面でも新鮮な演出で、大ベテランでもそれに乗って演じている
・カイサータティクさん、日本語の台詞上手くて驚いたイケメンなので女性ファンが急増しそう
・演出の小山ゆうなさん、7月に新国立劇場さんの『願いがかなうぐつぐつカクテル』でどんな感じか試しで観ていて、演出でも台詞の徹底までは難しいかと思っていたら、劇団四季では台詞どころか歌詞まで完璧レベルまで徹底できている今日も後ろでメモを取っていたので、さらに細かい調整に期待あえて言うと、気になったのはサウンド音量をちょっとだけ下げるといいバランスに台詞力とか歌詞力とか抜きにしても、脚本も演出も素晴らしくタイトルの選定が良かったと思われ、大当たりの部類に入る作品上演時間が3時間なので長く感じるかと思ったら、時間(ストーリー)の流れが良く、無駄な部分を感じなかった今日の完成度でも年間ベスト狙える完成度だったけど、今年は凄い公演が1月からいくつもあって、年末の段階でどの作品がいちばんで残っているか、楽しみすぎる
・終演後、チケット追加購入こっちが優先先日予約したばかりの『オペラ座の怪人』『キャッツ』『ライオンキング』は公式リセールへ時間が足りない
・タングの気持ちを見るなら1階席、操作している生形さん、長野さんの表情を見るなら2階席、悩ましい選択に
・ところで、12月は予定していた『夢から醒めた夢』が中止になったので自由劇場空いているはず。冬休みはファミリー層の需要が取れるのに、なんで続けないんだろうか、謎すぎる