岩に座ったお姿の菩薩遊戯坐像 | 筑前由紀のプチトリップ

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2024年現在、主に福岡県内をカメラ片手にうろうろ。
着物を着たり着なかったり
たまにバイクに乗ったり
季節の草花を見に行ったり
お寺や神社に行ったりしています。

やっとの事で、「最澄と天台宗の全て」に行って来ました。
東京会場に行った方のブログを見た時からうっすら気になっていて、更に、今回取り上げる仏像を教えて貰った事により「行かねば!」となっていたのに、まだ大丈夫まだ大丈夫と先延ばしにしていて、終わり間際になってしまった😅

いやしかし。
ちょっと前までとは仏像に対する気になり度合いが全然違うから、見ててめちゃくちゃ楽しかった😆😆😆
終わった後、売ってる仏像とか買いそうになったよ💦
危ない危ない。

語りたい事たくさんあるけれど、とりあえずは一体に絞って書く📝



菩薩遊戯坐像 ぼさつゆげざぞう
(伝如意輪観音 でんにょいりんかんのん


菩薩が膝を立てて岩の上にくつろぐ姿をした高さ89センチの木像。

60年に1度しか公開されない秘仏。

顔立ちや着衣の写実的な表現などから、運慶・快慶に続く世代の京都周辺の仏師の作とみられる。



最初に写真で見た時、「これ、如意輪観音?」だったし、如意輪観音なのかどうかは諸説あるらしいんだけど。


とにかく美しかった✨

如意輪観音(と呼ばれる仏像)って、ポーズも違うのに、何だか妙に色気があるなぁって思う。


ほどほどにしか人もいなくて混んでなかったので、これ幸いとじっくりといろんな角度から見た👀


仏像単品でも素敵なんだけど、岩との組み合わせってところもまた良いの。


目と額のところが水晶になっているらしくて、とても綺麗✨

他にもそういう像いくつかあって、全部、まじまじと見入ってしまった。

写真じゃ全く分かるようにはなってないから、後で見返そうにもイマイチで何だかとても悔しい😣💦

本物を繰り返し見たいし、いろんな人にも見て欲しい!


しかしね、これ、本来は60年に1度しか公開されない秘仏らしいよ!

見る難易度が高過ぎる😱

せめて1年に1度とかにしようよー。

愛媛行くかどうか怪しいけど、本家の四国八十八ヶ所巡りもいつかやってみたいし、行きたいなぁ。




もう会えないかもしれないし、手元に何らか残しておきたかったので、この像のグッズを買った。

アクリルスタンドとエコバッグ。

アクスタは後で、自室の神棚的なあの場所に飾る予定。




ところでこの仏像、東京会場では展示がなかったそうなのだけど。

九州国立博物館に来て、新たに分かった事があったそうな。

愛媛県鬼北町・等妙寺の本尊、 菩薩遊戯坐像

(13世紀、鎌倉時代)の体内に、木製の五輪塔が納められていることが九州国立博物館(福岡県太宰府市)のX線CTスキャン調査でわかった。一般的な五輪塔とは形が異なり、仏像に魂を込めるため特別に制作されたとみられる。


私、今回仏像達を見て改めて分かった事が色々あって、目の水晶ともう1つがこれ。

仏像の体内に何かが入ってる事がしばしばあるという事。


こちらの仏像の場合はまた面白くて、体内に五輪塔があり、その五輪塔はキャップ付きの壺みたいな作りになっていて、五輪塔の中にまた何か細かい粒々が入っているらしい。

会場の説明には、そんな事が書かれていた。

ここ1ヶ月とかの新発見なんだなと感動✨✨


菩薩遊戯坐像、福岡に来てくれてありがとう。

会えて嬉しかった☺️




そして今回、図録はもちろん、本を大量に買い込んだ📚

仏像は買わなかったけど、それでも結構な出費💦


展示されていた他のものの話とか、買った本の話とかもまた、気が向いたらば📝