夢のれんプロデュースvol.7

【哄笑ー智恵子、ゼームス坂病院にてー】


無事に全公演、終了いたしました‼️


ご協力いただきました

スタッフ、キャスト、劇場さん、

元木冬社の方々、

お手伝いいただいた方々、

そして、ご来場いただいたお客様方

皆様に、心より感謝申し上げます。

本当にありがとうございました。


8年位前でしょうか…

【哄笑】をやりたいので

上演権は下りるかと問い合わせた所

作者の意向で許可しないとの

返信がありました。

その時、智恵子役は槇由紀子さんに

打診をしていたのですが、

急遽お話をしてご了承を得ました。


月日が経ち、

去年の「とりあえず、ボレロ」の後

たまたま他の要件で問い合わせた際

「やはり『哄笑』は難しいですよね〜」

と何気なく伺ったところ

「そろそろ下そうかと〜」………

慌てて槇さんに連絡をして

「哄笑、許可が下りそうです。

興味はありますか?」

「あります」


ここからが怒涛の日々〜

市販の全集からPCに打ち直し、

なんども誤植確認をしている時に

「木冬社の初演台本がありますが

見てみますか?」

と、元木冬社の新井理恵様より連絡。

二つ返事で台本を送っていただき、

全集収録の物と初演台本を

付き合わせました。

ちょこちょこと違いがあり

夢のれんで上演するならば

初演台本を元にした方が良いと

判断しました。

清水邦夫さんご本人直筆の直しは

なかなか解読出来ず…!

当時の関係者の方々に

ご協力いただきながら打ち直し〜

また、長年許可が出なかったので

新井様が様々な方面にも

話を通してくださり

やっと上演までこぎつけました。


非常に手強い作品でした。

智恵子、光太郎、塩子、田原牧師

メインの4名は

難解で詩的な清水さんの台詞を

どうにかして身体に染み込ませよう。


若手の皆さんは、

まずは自分の出来る事を、

その上でもっともっと先へと

目を見張るような成長を

していきました。


軍人4人は、

梁瀬さんや内山さんに

ご意見をいただきながら

この時代の軍人になるべく

試行錯誤してきました。


全員がこの作品に

真摯に向き合ってくださったおかげで

千秋楽まで辿りつきました。


様々なご意見もいただいております。

演出に関することをはじめ、

時代考証関係や道具、

役者の所作、動き等の芝居の部分。

それらは次回にまた生かして

進んでまいります。


来年もまた公演を行います。

…まだ細かな事は考えられず…


是非ぜひ、今回関わったキャスト陣を

応援してあげて欲しいです。


本当にありがとうございました。



夢のれん主宰

大谷恭代 おおたにたかよ