今月はミュージカルを2本観劇☘️

お高いのでなかなか行けないのですが…



「スライス・オブ・サタデー・ナイト」

若者たちの恋愛を描いた

青春群像ウエストエンドの

ロックミュージカル。

ずっと曲が鳴っているような、

明るく楽しい作品〜


30年程前に初演を

今は無きシアターアプルで拝見。

超個性的なキャストとキャラクターで

とにかく元気なミュージカルだった〜

歌が上手いとか

ダンスが上手いとかではなく、

一人一人の役が噛み合っていたような

そんな記憶が…遠い昔です〜💦


養成所のPACでもこの作品を上演。

私は音響スタッフでした。

まぁ、スタッフには過酷な稽古でして…

なにせ演出が野沢那智氏😅

どんどん無理難題が出て来て

徹夜で作業する子も続出。

昼間はキャストが稽古、

終わってからスタッフが作業。

昼間の稽古にもスタッフは入るから

もうシンドイ以外のナニモノでもない。

スタッフみんなおかしくなったもんねぇ…


ミュージカルオタクなので、

スライスのCDはもちろん持っていた私。

初演も観てるし、

少し英語も聴き取れるので、

稽古初期の段階で

野沢さんの演出のサポートをした。

イギリスでの

公演本番テープ(カセット!)を

繰り返し聴いて、

観客がどこの言葉で

反応しているのか、笑っているのかを

台本と睨めっこしてチェック。

英語の辞書を引きながら、

その単語の持つ意味の表と裏を

読み解いていくのだが、

この作品は当時の世相が

非常に濃く反映されているので、

野沢さんと意味をじっくり考える〜

それらを元に演出をしていくのだ。

翻訳は大御所のAYさん…

締め切りに間に合わず、

PACの一部屋に監禁状態で

ずっと訳していたよう〜😅



で、今回のスライス。

若さいっぱい、元気いっぱい!

惜しむらくは、言葉が聴こえない…

これは致命的かなぁ〜

ただでさえリズムや曲調が速く

しかも英語と日本語が混在してるので

わかりにくいのです。

キャストさんは皆さんダンスが上手く

素晴らしいのですが、

皆さんがカッコよく、キレイで

キャストの区別があまりつかず…

2階で観ていたので仕方ないのか…いや。


どこを魅せたいのかもよくわからず

誰が歌っているのか見失う事もあり。

どうしても動いている所に

目がいってしまう…もったいない‼️


ツィギーはまだわかるとしても

クリフ・リチャードは…

わからないですよね〜

往年の大スター💕

一度ロンドンで舞台を観たけれど

もうかなりのお年だったにもかかわらず

出て来ただけで

スタンディングオベーション‼️

凄かったぁ〜


開場がもっとコンパクトだと良かった。

アプル位の大きさで

弾けるような若さで圧倒するような〜


素敵な作品だし、曲も良いし、

もっともっと知って欲しいのです。

グリースみたいに知ってもらいたい😊


なんかいろいろ書いてしまった…

PACの50人しか入らないスタジオで

野沢那智の演出力はすごいんだなと

改めて実感しました😆