小さな展示室

小さな展示室

主に音楽・映画・旅行について感じたままを。。。

「歩いても歩いても」(少しネタバレ)

見ました。

⭐️5つ。


「こわいのよ〜人って。み〜んな、、、。」


のセリフ通り。


み〜んなの後に続く言葉は?


ある夏の日、家族が実家に集まる。

ただそれだけ。


でもその家族の空気感があまりにもリアル。


もうセリフにない声が飛び交い過ぎて、事故までおこして。


セリフの応酬でも、漫才ネタ顔負け。


「あんたのとこのカラスと一緒」からの
「あ、ウチは火曜と金曜だけ」


「太宰治→林家三平ネタ」でみんなが笑う中、一人真剣な阿部寛。

からの誰も誰の話も聞かずに話し続ける混乱。カオスと化す。


見てるこちらはおかしくて笑いが止まらない。


全てが身に覚えのある風景。


みんな根は優しくて温和なのに、時折牙を向く。その時の笑顔が怖い。愛情に隠された嫌悪?


おばあちゃんが可愛くもあり、憎たらしくもあり、哀れでもあり、怖くもあり。


蝶は死者の魂の使い?
科学的根拠はないにせよ、
確かにお墓参り遭遇率高め。
仏様が喜んでくれたようで、嬉しかったりする。


息子の父への想い。
ギターの弦の響きに乗せて沁み渡る。


誰もが、ちょっとした後悔や、やり残した感を抱えながら生きていく。


おばあちゃんが話していた蝶の話が、また読み人知らずで伝わっていく。


ラストの海の背景。
変わらずに在るもの。
そして変わりゆくもの。


家族で一緒に見たくなる映画でした。