読売新聞 2011 1209 夕刊 より抜粋
自分は得するわけでもないのに、困っている仲間を助ける。
そんな「共感」の能力をラットも備えていることが、米シカゴチームの実験でわかった。
人以外ではサルでしか確認されていななかったという。
この実験絵は、まず、わなの扉を外から頭で押して開けられるようにラットを訓練。
そして1匹のラットをわなに閉じこめると、訓練を受けたラットは扉を開けて仲間を救出した。
わなの外にチョコレートがあるときも、じぶっが独り占めできなくなるのを承知で
ラットは扉を開けてやった。
出てきたラットと拙著区できないようにしても行動は変わらず、
仲間と一緒にいたいという自分の一方的な望みが動機でもないらしい。
雌の方が仲間を助ける傾向が強かった。
研究チームは「仲間の苦痛、またをそれを見て自分が感じる苦痛を
和らげるための行動と解釈するのが適切だ」と説明している。