★きのう(21日)は、国登録有形文化財指定の「いちかわ西洋館倶楽部」(千葉・市川市)で開催された三男のシンガーソングライター・大野靖之のライブを見に行った。開演の午後1時30分ぴったりに全身黒づくめの衣装でステージに掛け上がると、満席の会場から盛大な拍手が送られた。彼は一礼するとグランドピアノに座っていきなり歌い始めた。父親の私メは初めて聴くような曲だったが、大半のファンには馴染のある歌だったようだ。彼はメジャーデビューも果たしたが、現在の”主戦場„は学校の体育館だ。これまでに全国47都道府県の小中高校などで1100回以上の”学校ライブ„を展開してきた。さらに、校歌も既に9校を作詞作曲。現在、福岡県の学校から10校目の依頼がきており、近々同県へイメージ作りに向かうという。この日のライブでは全20曲をピアノとギターで披露。他界した母との思い出を綴った「天使が舞い降りた朝」では涙を浮かべる女性ファンも多かった。カーテコールはプロデビュー曲「心のノート」を熱唱。花束を贈られた彼は「きょうはありがとうございました。これからもよろしく!」と声を張り上げていた★(随筆家・夢野幸大)