今日は、ほし組さんに進級してから、初めての食育活動の日です。
ほし組さんと言えば、給食をバイキング形式で食べ始める学年。
トレイを持って、列に並んで、配膳している先生に
「ごはんは大盛りにしてね。」
「そのおかずはちょっとにしてね。」
「スープは普通にしてね。」
などなど、自分で食べる量を考えて注文しながら、給食を組み立てて席に座っています。
“もっと食べられると思ったのになぁ”大人の私達でもこんなことはありませんか?
お恥ずかしながらワタシ個人としましては、ビュッフェスタイルのレストランに行くと、
ついつい欲張って、こんなはずじゃなかった
とお腹がはち切れそうになることがあります。。。
だから、給食を配膳しながら、毎日自分のお腹の具合を考えて注文するほし組さんは、
すごいことをしているんだなぁ
と思っています。
では、どうして、自分で食べられる量を考える必要があるのでしょうか?
そこを考えていてたどり着いたのが
MOTTAINAI(もったいない)を考えてみるという、今日の食育でした。
そこに、もう少し栄養士としての欲を出して
合わせて緑のお野菜も大盛りって言ってくれるようになったら嬉しいなぁと担任の先生に相談すると、
栽培するっていう活動も取り入れるのが、みんなにとっていいと思う!と教えてくれました。
そこで、今回は
MOTTAINAI(※1)×栽培=リポベジ(※2)の活動を、ほし組さんとやってみることにしました![]()
【※1】世界共通語「MOTTAINAI」。Reduce(ゴミ削減)、Reuse(再利用)、Recycle(再資源化)という環境活動の3RとRespect(尊敬の念)をひとことで表す言葉。
【※2】野菜のヘタや根など捨ててしまう部分を水に浸けたり植えたりして再収穫する「再生野菜」のこと。
ランチルームに集まってくれたほし組さんと挨拶をして、活動がスタートです。
「今日はみんなと一緒にモッタイナイって気持ちについて考えてみようと思います。」
「モッタイナイって気持ち、みんなわかるかな?」
「わかるよー!ごはん残したらもったいない。」
「あと、お料理した人もそれじゃ悲しい気持ちになっちゃうよ。」
「お水を出しすぎるとなくなっちゃうかもしれないから、もったいないよ。」
おお!もうすでに今日の活動を完全に理解しているような、ほし組さん達です。
そして給食先生のワタシにも気を使ってくれてるのね、やさしいなありがとう![]()
「すごーい!そうだね、バイキングも始まって、みんな自分で食べられる量を考えるようになって、残したらもったいないって思ってくれているんだね!あとは、なにがあるのかな?何で食べ残したらもったいないのかな?この本を読んでみるから、もう少し一緒に考えてみようか。」
絵本『もったいないばあさんのいただきます』の登場です。
もったいないを嗅ぎつけてどこからともなくやってくる、もったいないばあさんのお話です。
「野菜きらい!」という女の子に
「野菜を食べたら丈夫になるのに、もったいない!」とおばあさんは言います。
「お魚もお肉もきらい!」
「しっかり食べたら大きく育つのに、もったいない!」
「わかめきらい!ひじききらい!きのこきらい!」
「食べたら毎日気持ちよく過ごせるのに、もったいない!」
「ごはんもパンもきらい!」
「元気に遊ぶ力をくれるのに、もったいない!」
全ての食べ物にはそれぞれの役割があって、食べたらみんなのためになるのに、
それを食べないなんてもったいない!とおばあさんは教えてくれます。
ほし組さんにも、「みんなもこれ、きらい?」と問いかけながら読み進めていきました。正直にきらい!と言う子も、みんなの身体に栄養がいかないから、残すともったいないんだね!と言うと、すんなりと理解してくれた様子です。
お話の最後はこんな風に締めくくられています。
「食べ物には、みんなのために大事に育てられたもの、美味しく食べてもらえますようにって、お料理してもらったもの、やさしい気持ちがいっぱいつまっとるんじゃ。だから、ありがとうって残さないように食べようね。」
最初ににじ組さんが言ってくれた「残したらお料理してくれた人が悲しい気持ちになっちゃう」に繋がりました。
みんなに緑のお野菜も食べてもらいたいと思う気持ちは、やさしい気持ちって表現してもいいんだってワタシも気付くことができました。
さて、もう少し、みんなとモッタイナイ気持ちについて考えてみたいと思います。
今度は『もったいないばあさん』の絵本です。
写真ではわかりにくいですが、図書館でビッグサイズを借りてきたら、それだけで大盛り上がりでした![]()
![]()
茶碗に残ったごはん粒
水をジャージャー流しっぱなし、もったいないもったいない。
くしゃくしゃに丸めた紙屑も、短くなった色鉛筆も、みかんの皮だって、もったいないばあさんは全部上手に再利用してくれます。
「どう?モッタイナイって色々あるんだね。」
「食べこぼしたら、食べられないからもったいないよ!」
「あと食べられると思ったのに、残しちゃったらもったいない!」
「手を洗うとき、水を止めるの忘れたらもったいない!」
「折り紙の無駄使いももったいない!」
「給食先生達が洗い物している時、時々窓にしずくが飛んでいるから、それももったいないよ!」
「わー!!そうだね、教えてくれてありがとう!窓のしずくもお水がもったいないね!給食先生達も気を付けるね!」
日々、子ども達にはたくさんのことに気付かされますね![]()
最後までものすごい集中力でお話を聞いて、全力で考えてくれるほし組の子ども達でした。
「ここからは、給食室のもったいないを聞いてくれる?」
まず
これ。給食やおやつを作る時に出たゴミです。
「捨てちゃうのもったいないんだよねー。もったいないばあさんは、紙屑もつなげ合わせて怪獣を作っていたじゃない?何かに使えないかな?」
そして
これは何でしょうか?
「昨日の給食のスープに入っていたのだけど、分かるかな?」
にんじん、かわ、お肉…みんなワンタンスープの具材を一生懸命思い出してくれましたが、正解にはたどり着けず。
「ほうれん草!」という惜しい!答えが出たところで
正解の全体像を見せると…
「小松菜だ!」とみんな分かるから驚きました![]()
![]()
「ここの下の部分はね、いつも捨ててしまうのもったいない。」
「だからね、どうにかできないかなー?って思って調べていたら、なんと!牛乳パックを植木鉢にして、土を入れて、この小松菜の下の部分を植えたら、また小松菜がにょきにょき生えてくるんだって!!」
「だから、これから園庭に出て、みんなで土を入れて、小松菜の下の部分を植えるの一緒にやりたいんだけどどうかな?やってみる?そしたらもったいなくなくなる、じゃない?」
「いいよー!!!!!!」
ノリノリ過ぎて嬉しい限り![]()
でも、ここで質問が出ました。
「土って園庭の砂でいいのかな?」
「すごくいい質問!でも、園庭のお砂は、みんながお城作ったりして遊ぶための砂だから先生は違うと思うなぁ。」
担任の先生が答えてくれました。
「そうだね、先生の言う通り、園庭のお砂だと野菜は育たないんだよね。だから今日は、野菜が育つ特別な土を用意しています。」
これは、代々なりたにしの子ども達が給食室の野菜くずを堆肥にしたりして受け継いできた土です。
今年も、この土に、再度野菜くずや、米ぬか、肥料を混ぜて、牛乳パックの植木鉢でも再生野菜ができるよう、土を用意していました。園の裏で土をかきまぜながら、今まで一緒にSDGsに触れてきた色んな子の顔が思い浮かび、ジーンと思いを馳せていたところです。
さあ、グループに分かれていよいよ植えてみます!
きちんと並んで待てるほし組さん![]()
楽しそうに土を入れていきます。
シャベルも鉢も一つしかないけれど、順番に使っています。
これくらいかな?土の量もグループ内で相談していました。
1人1つ、小松菜を渡しました。
「食べちゃだめだよー!」
匂いはクンクンして嗅いでみます。
いい匂いだね!そんな声が聞こえてきます。
何だか美味しそう!なんて言っている子もいました。
植えていきます。
とっても大切そうに。
ていねいに。
みんな上手にできました![]()
最後は
みんなが植えた小松菜を囲んで〝もったいないばあさん音頭〟です。
小松菜がにょきにょきと育ちますように!
大収穫を祈ってみんなで踊りました!
みんなの願いは天まで届くはずです!
・・・・とここで
なんと、踊り終わると、雨が、急に、ポツポツと・・・・降ってくるではありませんか!!!!!
本当に届いてしまったようです
恵の雨です!!!!
教室に戻り
ここからは、ほし組さんが、ゴミになるはずだったペットボトルや乳飲料の入れ物で水をやりながら、育てていきます。
もし、リポベジに成功して、小松菜が収穫できたら、みんなでクッキングをして食べるお約束をしています![]()
サラダ、スープ、…おにぎり?
何にして食べるかは、これからみんなで考えていきます。
続きはまたブログでご紹介しますね!





















