先日、田舎の両親が我が家に

泊まりに来た。


お寿司美味しかったー


両親は、共働きで
兼業農家でもあったから
常に働いていて
ほっとかれて育ったという
念が私には常にあったのだよね。

寂しかったし
見て欲しかった。
頑張り屋さんは
認めて欲しい
承認欲求から来ていたと
思ってた。

けど、考え方って
生き方でガラリと変わる。
両親のおかげで、今の私がいる。

両親との会話は
社会人になって
妻になって
親になって
会話が弾む。
父とも母ともね。

親の生き方の本音を聴くと
人間らしさが
美しく愛しく思えてくる。
私の反抗期や承認欲求やら
どこへ行ったのだろう。

✳︎✳︎✳︎

そうそう
70歳になる母が
ピアノを習い始めたのとか
何とか言っておりまして
度肝を抜いた。

ピアノ弾いたことのない
母だから余計にね。


母が鍵盤の前で、

優しい大人のクラシックの楽譜で

エリーゼのために

ノックターン9-2

ほっんとに辿々しく

弾きはじめたの!



こんなスローな

エリーゼのためにやノックターン

聞いたことがない!


拍だって

本当にゆっくり


毎日、弾いてる

本当に本当に

ミジンコぐらいの小さな進みで

上達してきているのが

わかる演奏だった。


誰の誰よりも

ステキな音楽だったよね。

心で感動しつつ

上手とは言わなかった。

そんな次元で

ピアノを弾いているわけじゃないと

感じたからね。


親をえらく褒めるのは

親バカじゃなくて

何バカだろうね(笑)