大好きなお家

今日でお別れ

昨夜、娘たちはお家と
お別れをしてきた。

バイバイ。
ありがとう。さようなら。
お家に向かって
お別れしてきた娘たち

私もこのお家が大好きだったし
本当に沢山の人と過ごした11年間

沢山の人が遊びに来たし
沢山の人とお茶した。
泊まってくれた事もあって
出入り自由なお家でした。

***

転勤してきて
主人がピリピリするようになって
私は、機嫌をみて
行動してた。
気を使うほど
DV気味にエスカレートする夫に
ほとほと疲れてた。

ママ友と過ごす事で
主婦の立ち位置が見えて
自分を持つようになって
離婚してもいいやぐらいに
強くなれた。

そしたら、主人が変わっていく。

娘たちは、習い事を始めて
囲碁の全国大会やら
ピアノのコンクールやら
サポートママとして
盛りだくさんでの日常。
オーディションもした事があって
ミュージカルのステージママやら
やらせてもらいました。

電子ピアノでのコンクールは
どうしても苦しくて
グランドピアノを買う為に
引っ越そうと思った。
けれど、主人は反対。

叶わぬ想いを胸に
お家を磨き
主婦と向き合った。
今できる事を
向き合った。

そしたら、
保健センターで管理栄養士の仕事がきて
契約が切れるタイミングで
病院栄養士の給食管理の仕事がきた。
パートには、荷が重い
仕事だったけれど
私には、未知なる世界が
面白かった。
もっと管理栄養士の仕事を
してみたいと思った。

***

グランドピアノは、
買えなかったけど
不思議なことに
レンタルルームが身近に
増えてきた。
今では6ヶ所あり、総台数だと
16台ほどあるから
借りたいと思ったら借りれて
ピアノの種類も多様
お陰様で色々なピアノに触れて
電子ピアノでも
優秀賞をいただけて
先生への感謝の想いが溢れて
先生の存在を知ってもらいたいと
思っていたら
ピアノ教室の企画が
出版社、編曲者さんとのご縁が繋がり
存在を知ってもらえた。

***

子育てと私の人生のイベントが
同時進行に行われる中
主人、心療内科に通いドクターストップ。
休職することになる。
不登校の娘を想像した事は
あるけれど
まさか、夫が…と思う訳で。

けれど、
私には嬉しかったんだよね。
主人が主人らしく
生きれるならば
こんなにも喜ばしい事はない。
何年休んだとしても
人生の数年大したことない。

これ…自分に向けての
メッセージだったんだよね。
私が私を生きるために
主人は、自分の時間を
とってくれたのだと思う。

自分を生きるを考えた時
仕事がしたい。
だったんだよね。
アラフォーのフルパートも
考えたけど
正社員をやってみたかった。
そしたら、ご縁から面接採用。
パートの病院を辞めようとしたら
正社員としてのお誘い
どちらかに
お断りしなくちゃいけない。

悩んでいる時って
ほぼほぼ答えって見えてる。
人間て、悩みたい生き物だと
私はこのお家で学んだ。


お家を磨きながら
私は、自分の答えと
向き合えたんだと思う。

お家を磨くほど
自分が自分の背中を
押していたんだよね。

叶わない願いは
形を変えて
私にgiftを与えてくれた。


このgiftをもって
次のステージで
恩返しが出来るといいな。