私は、昨年まで盛岡にいた。32年間、東北に住んでいたことになる。アルソア化粧品で生計をたてていた五年間、車で東北中を走った。

縁が縁を辿って、山形県、宮城県、岩手県を走った。福島へも行った。新車が3ヶ月で5000キロになり周りを驚かした。沢山の人との出会いがあった。石鹸を買ってくれた人が200人はいた。

震災後、一人一人の笑顔を思い出すと自分の身体が削がれていくようで、今も連絡している。私は、販売する立場だったけど私は、販売職になりきれなかったな。
お客様が友達で

友達がお客様。

人生の先輩だったり

母であったり、父もいた。

仲間だったり

同志であった。

アトピーの子を治すときには、全身全霊尽くさずにはいられなかった。色素沈着のガサガサの黒い肌から、少しでもピンクの肌か見えたとき2人で涙を流して喜んだ。

私は、人に支えられて生きている。

今もそう思う。

みんなそうなんじゃないかな。

結婚、妊娠、出産を経験した盛岡。

人生とって、大イベントだと思った。

子供を産むって命がけだ。
子供だって、守られていたお腹の中から

それこそ、命がけで

この世に出てくる。

苦しいし、不安だし、呼吸、運動が必要かとなったら泣く…それが赤ちゃんに必要なこと

なぜ、こんなにも泣くのかと

わたくし、オロオロ…(汗)

助けられたのは、主人、近所のお友達や共に出産を経験した仲間。


出会いあってこその私

管理栄養士になり初めて、経験したことも

出会いが重なってこそだ。
東北の出会いなくして今の私はいない。


私は、東北での出会いには愛情がつまっている。

つまりまくっている。

聞き役でもあったけど聞いてもらい役でもあった。

宝物がつまった東北。

東北人は、素晴らしいです。

厳しい寒さに耐える心があります。

温かい春を迎える暖かい心があります。

涼しい夏を想わせる澄んだ心があります。

収穫を祝う秋を喜び、楽しむ心があります。

大好きな東北をどうか

どうか苛めないで下さい。
大好きな東北をどうか

守って下さい。

どうか、お願いします(拝)
ユメカン