介護が終わったその後・大海原に放り込まれたような不安感 | 札幌 ファミケア プリズム翠 (障がい支援、介護、子育て支援・起業支援)

札幌 ファミケア プリズム翠 (障がい支援、介護、子育て支援・起業支援)

札幌在住。32年にわたり、難病の母親の介護をしてきたいわゆるヤングケアラー経験者です。また、保育士や介護福祉士の業務経験から、介護、障がい、子育てに関わるご相談お受けしています。本業は障がい福祉サービス事業所で相談支援専門員として福祉支援の仕事をしています。

札幌 ファミケア プリズム翠 吉田綾子です

 

 

お知らせ

 

プリズムではこの度、

有料相談を無期限で休止することとなりました。

また、新たに、研修、講演の講師として

お声をかけて頂くことが増えたことで、

講演、講師活動に力を入れていく事にしました。

ヤングケアラー、ケアラー、子育て、障がい、

介護、など、福祉の中で課題としていることなどを

お話させていただいております。

 

 

 

 

 

 

 

介護が終わった後、喪失感や後悔など、

様々な感情と向き合う時間が

多かれ少なかれ、元ケアラーには

訪れます。

その気持ちをどう扱っていいのかと

悶々と過ごしている方の話を聞くと、

ケアラーは介護が終わった後も、

何かしらの支援が必要なのだと感じました。

グリーフケアだけではなく、

私のように、何とも言えない感情に

自分を責める事もあるのだと、

経験してみて感じました。

母を看取った後のあの感情は、

グリーフ(喪失感)と言うよりも、

この先自分が自分の判断で色々な事を決め、

自分のために生きることへの戸惑いや

大きな不安感に襲われた、

そんな感情が渦巻いていました。

 

仕方ないとはいえ、

32年も自分を生きることを

後回しにしてきた結果

 

と言ってもいいのかもしれません。

そんな感情と向き合って、

気持ちの整理や

感情を内観することを続けて5年・・・

今ようやく自分の足で立ち上がる勇気が持て、

自由という言葉をかみしめています。

 

何に不安を感じているのか?

何で気持ちが落ちているのか?

 

悲しみ?

いやそれとは違う

 

怒り?

それは少しある気がする

 

後悔?

それもあるけどその後悔の

真意が見つからない

 

不安?

それはある、でも何に不安を感じているのか

わからない

 

得体のしれない負のオーラに包まれた

そんな感じでした。

気持ちの整理をしながら見えてきたこと

 

自分の足で今後の人生を歩むことへの

不安

自分の人生を自分で扱うことの不安

 

当たり前のことに不安を感じている自分に

更に不安を感じる・・・

 

大海原へ亡き母から

 

ポン!

 

と放り投げられたそんなイメージでした。

 

 

ケアラーが終わったその後

 

自分をどう生きていいのか?

そう悩んでいる方へ

気持ちをそのままありのままに

吐き出すことをお勧めします。