オーバードーズ(OD)をする若者たちが増えている | 札幌 ファミケア プリズム翠 (障がい支援、介護、子育て支援・起業支援)

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札幌在住。32年にわたり、難病の母親の介護をしてきたいわゆるヤングケアラー経験者です。また、保育士や介護福祉士の業務経験から、介護、障がい、子育てに関わるご相談お受けしています。本業は障がい福祉サービス事業所で相談支援専門員として福祉支援の仕事をしています。

札幌 ファミケア プリズム翠 吉田綾子です

 

 

以前記事で

オーバードーズ(OD)

の事を書きました。

 


若者たちの間で、

市販薬のOD患者が

増えていると言います。

 

今話題になっている大麻グミも

その心理を利用しての

事なのでしょうかね。

障害福祉の仕事をしていると、

OD傾向のある方は結構いて、

精神科で処方された薬を

乱用してしまう、という方がいます。

頓服薬が多いようです。

訪問看護などの支援者が

管理することで、

乱用を防止していたりします。

 

先日テレビで若者たちの

ODが増えており、

救急搬送される若者が増加している、

と報道していました。

ODは立派な依存症です。

薬物依存になります。

 

市販の咳止め薬を売る若者(Yahooニュースより)

 

何故に市販薬でODをしてしまうのか?

のインタビューに

 

気持ちが落ち着く

お酒を飲んときのように高揚感がある

など、嫌な気持ちを紛らわすために

使用していると言います。

 

私が出会ってきた方々の中にも、

ODを繰り返して、突然死と言う方が

いらっしゃいました。

また、不安神経症の症状から、

体調に、ちょっとでも、

不安な事があると、

市販薬に頼り、常に大きなタッパーに

色々な種類を薬を常備して、

持ち歩いている

という方もいました。

風邪薬や、胃腸薬、市販の睡眠薬

過去に病院で処方された

精神疾患の薬など

色々な種類を薬が入っていて、

ちゃんとどの薬が

どの症状に効くのかを

把握していたのです。

特に体調が悪くもない日も

今日は何を服用しようか?

という感覚で、

市販薬を飲んでは安心している、

という・・・

まさに依存

服用しないと

不安感が襲ってくるという悪循環。

 

薬の作用が切れてくると、

また服用したくなる。

ちゃんと治療をしないと

治らない病気でもあります。

日本では市販薬が

簡単に手に入るからこそ、

ODをしてしまう人たちは

どんどん増えて行くかもしれません。

 

そして、若者たちの心に闇にも

しっかりと向き合う社会に

なっていってほしい、と思います。