それは、カバチタレ というマンガでした。
司法試験は断念しましたが、「カバチタレ」という漫画で行政書士のことを知り
さっそく行政書士について調べてみました・・・。
行政書士という仕事は、
法廷には立てないので、訴訟になったときには 依頼人の最終的な救済はできないけど「まちの法律家」として、さまざまな可能性があることがわかりました
( ̄□ ̄;)!!
そこで、街の法律家、行政書士を目指すことにしました。
そして、この日から 僕は酒・タバコを断ちました・・・o(TωT )
お金がないので、飲み会 そして友人の結婚式の招待まで断り、
テキストや問題集を買うために、せっせと小遣いを節約して勉強しました。
会社でも有斐閣の「判例百選」などを休み時間に読み出したので、まわりは怪訝な顔をしていました。
タバコもやめ、付き合いも悪くなり、なにやってんだアイツは、なんか無駄なことをしてるよ・・・
たぶん、そんな感じだったと思いますが僕は気にしませんでした。
警備員は辞めてやる・・・
だから、オレはもう我が道を行く・・・・・そんな感覚でした。
夢に向かってとにかく一生懸命、無我夢中でした。
さて、いよいよ勉強が始まりました
勉強方法については、かなり試行錯誤していました。
最初は 憲法の勉強から始めましたが、国民の三大義務すら忘れていました (^_^;)
法律なんて まったくの初学者ですから・・・。
大学の頃、選択科目で「民法」のようなものをとった気もしますが、まったく覚えていません
憲法ってなんだっけ?
くらいの程度です・・・・
しかし、勉強をはじめてみると、憲法の面白いこと、おもしろいこと! Σ(゚д゚;)
条文だけでなく、さまざまな憲法にまつわる話も興味深く、判例も片っ端から読みました。
結局、憲法は得意科目となり 合格できた試験本番でも 5問全問正解することができました。
会社への通勤時は、自分で吹き込んだ条文のテープをよく聴いていたものです。
本格的な勉強なんて、大学受験のとき以来でしたが
勉強時間の量は 当時と比べてもケタ違いです。
なにしろやる気が違います
合格して今の仕事を辞める! ただその熱意だけです。
仕事中でも、ヒマさえあれば勉強していました。
大学受験当時、こんなに勉強していたら・・・・・・
・・・・もしかしたら、第一志望だった W大学にも受かっていたかもしれないなぁ
などと感じました (-。-;) ナーンテネ
まぁ、そのくらい猛烈に勉強をしました。
勉強方法も最初は戸惑いましたが、法律の勉強にもやがて慣れてきて、
どんどん吸収していく様は まさに乾いたスポンジ状態でした
そして、法律の勉強を始めてから、僕の身の回りでもいろんな事件が起こっていました。
親戚の連帯保証人になっていた実家の父に、簡裁から訴状が届いたときには驚きました。
債務者が雲隠れしてしまったのです・・・・
実際の支払督促状を目の当たりにしましたし、民事事件の9割が「和解」だと知りました。
法律の勉強にさらに力が入りました。
また、会社の新入社員のアパートに「水道の水質調査」と偽った営業マンがやってきて、その新人は浄水器を30万円で買ってしまった後で 詐欺と気づいたそうです。
僕は購入から2週間後にその話を聞いたのですが、調べてみて、
そのとき初めて「消費者契約法」の存在を知りました。
友人が車両事故で、相手の保険会社の対応に悩んでいました。
交通事故業務の仕事の可能性に気づきました。
いずれのときも、
(あ~早く資格をとらなくては!)
と強く思いました。
ちょっとばかりの法律知識があっても、資格がなければただの人 です
( ̄_ ̄ i)
社会的に意義があり
法律を上手く使うことによって
困っている人たちの手助けができる
早くそんな人になりたい! と、強く思いました。