さっちゃんのまほうのて | YUMENO-ME 心臓病ママの特別養子縁組

YUMENO-ME 心臓病ママの特別養子縁組

先天性の心疾患により
10代の頃に大動脈弁、僧帽弁を機械弁に置換。
子供を出産することを諦め
特別養子縁組への道を選択しました。

2015年12月特別養子縁組で
家族になった娘との生活
ハンドメイドをつづります。


先日、図書館で目があった絵本

「さっちゃんのまほうのて」

私が小学一年生の時に教室に置いてあり
読んだ記憶が蘇って
懐かしくて手に取りました

内容を思い出そうと、さらっと読んでみると
やっぱり素晴らしい作品
ぜひ娘にも読んであげたいと思い借りました。




。。。

夜寝る前の穏やかな読書タイム
ゆっくりと丁寧に読みました

少しあらすじを書いております御了承ください

さっちゃんは、先天性の病気で
右手の指がありません

幼稚園のおままごとでお母さん役をしたかったのに
お友達にその手ではお母さんになれないよ
と言われて幼稚園を飛び出します。

家に着いたさっちゃんは、お母さんに聞きます。
どうしてみんなと同じように指がないのか、
小学生になったら生えてくるのか…

娘は、指のないさっちゃんの手を見て
「どうして指がないの?」と驚きました




次のページで
さっちゃんのお母さんがゆっくり説明します

お母さんのお腹の中にいたときに
怪我をしてしまって指がないこと
でも、大切な大切な手、
大好きな手だよと愛を伝えます

生えてこないことを理解したさっちゃんでしたが
この手では、お母さんになれないんだろうか
と悩み幼稚園を休んでしまいます

「さっちゃんは、おかあさんになれないのかな」

お父さんが答えます
なれるとも、さちこは誰にも負けない
お母さんになれるぞ。
さちこと手をつないで歩いていると
不思議な力が湧いてくるんだ…

。。。

絵本を読み終わってから
ページを戻り絵本のさっちゃんと対話しました

(私)「さっちゃん、お母さんになれないよって言われて悲しかっただろうね」と娘にふると

娘は絵の中のさっちゃんに向かって

娘「わたしも、お腹の中で怪我をしちゃって左手がうまく使えないんだ」っとさっちゃんに伝えました

さっちゃん役の私「そうなんだ!さちこと同じだね」
「でも大丈夫だよ。お母さんになれるよ」と
伝えると、娘は嬉しそうでした。

そうして「もう一回読んで」
リクエストされました

。。。


なんだかちょっとした、真実告知?になりましたが
この絵本が親の気持ちを代弁してくれて
娘にすっと伝わったような気がしました

娘も、さっちゃんと同じ
お腹の中で怪我をしてうまく使えないことを
理解した?理解していた?
ということにも驚きました

ちょうど、ルイボスさんのブログにも
書かれていましたが

お友達に聞かれたときに、
自分で説明できるように説明する時の語彙を
きちんと準備してあげることが大事〟
とありました。

この絵本とバチっと目があったのも
私を読んでと
教えてくれる為だったのかもしれません

小学生の私は当時何を感じたのかな
娘と同じように感じたのでしょうか

今となっては全く思い出せませんがねーアセアセ
同じ絵本を共有できて嬉しかったですハート