・7日午前1時半ごろ、タクシー強盗を企てた無職の
男(28)が警察署に男性運転手(61)とともに
自首してきた。同署は同日午後5時半ごろ、男を
強盗予備と銃刀法違反の疑いで逮捕した。
未遂でなにより、今回のことを肝に銘じて強盗を
考えるに至った経緯を深く反省し今後の糧になれば
その運転手さんに恩が返せると言うもの。
・調べによると、男はこの日、強盗を目的に、市内から
タクシーに乗車。カッターナイフで脅し、現金を奪う
つもりだった。犯行の機会をうかがっていたところ、
運転手との何げない会話で「いい人そうだな」と思い、
犯行を思いとどまったという。
犯人は、もともと気の弱いヒトなんでしょうが
だからこそ、ついつい目の前のことから逃げて
しまい、根本的な解決が出来ない性分なのでしょう。
・男は途中で所持金がないことを告げたが、怒ることなく
事情を聴く運転手に対して「強盗をするつもりだった」と
告白したという。
ここは、誤解を恐れず書くと彼は「人の良い運転手さん」に
やっぱり依存心を持ってしまったのではないだろうか?
カッターナイフで人を傷つけることの出来る凶暴さは
持ち合わせてないが、かといつて自分を厳しく律する
気力はない。これまでやさしくしてくれる人に寄りそって
生きてきたのではないでしょうか?
・男はギャンブルで消費者金融や知人などから約270万円の
借金を抱え、返済に追われていたという。
ここで逮捕され執行猶予で出てきた時、自分の不甲斐なさに
気が付いてやり直すことは・・、あるのか?