多言語を学んでいます。
私にとって、語学は極上の癒し。
あんなにバラバラな言語の中に、共通点が見つかった時は、嬉しくてたまりません。
例えばチーズ。
ヨーロッパ言語のチーズは2系統に大別できます。
1. fromage(フロマージュ;仏語), formaggio(フォルマッジョ;伊語):
ラテン語で型枠を表す「forma(フォルマ)」が語源。
2. queso(ケソ;西語)、Käse(ケーゼ;独語)、Kaas(カース;蘭学):
ラテン語で「乾いた乳」を表す「caseus(カセウス)」が語源。
kが c(ch) に変わったのが英語の cheese。
以上、こちらのサイトを参考にしました。
チーズプロフェッショナル、ソムリエが運営しているそう。
ただ、2. のほう、特にドイツ語、オランダ語あたりは、型枠を表す別の英単語、case に似ている(こちらはWikipediaによると古仏語 casseが由来)。
「ふたつとも枠だね!枠枠(ワクワク)するね!」
というのは、私の多言語の師、M先生の弁。
M先生曰く、「正しいことより、楽しいこと。」
正しいことはもちろん大事だけど、そればかりでは苦しくなる。
「楽しい!好き!」だからこそ、語学も続けていける!
ちなみに、ラテン語起源(ロマンス語系)とされる、スペイン語だけ、同じくラテン語起源のイタリア語・フランス語と系統が違うのは、M先生によると「スペイン語は、『ロマンス語3人娘(伊・仏・西)』の中でもちょっとやんちゃ」だから、とか。
これは、単なる冗談ではなく、言語学的な裏付けがあるので、それはまたの機会に。
ここまでヨーロッパ語について書きましたが、チーズ発祥の地はメソポタミア文明発祥の地ペルシャ(現代のイラン)と言われています。
チーズはペルシャ語で「パニール(پنیر)」です。