ちょっと嫌なことがあると
すぐに人生を投げ出したくなる
それはつまりこの世からおさらばするということだが
決行は極めて面倒なことなので
胸の中で「死にたい、死にたくなった」と
いつまでも呟いていると心がいくらか麻痺してくる
数年前に命を絶った知人には
もっと深刻な何かがあったんだろうし
それを吐露できる場がなかったのかもしれない
なかなか夏が終わらないという異常が通常になるらしい恐怖
腐り切った政治がいつまでつづくのかという失望と憤り
環境の破壊 生態系の破壊 人間社会の分断と破壊 への絶望
ちょっと嫌なことがあると
すぐに人生を投げ出したくなるのは
それらのせいでもあるのか
それでもこんな拙い詩を書くことが
微量のカンフルになる