新年早々、大地震や飛行機事故などが相次いでいます。
多くの人々の行動が、これらによって、変更せざるを得なくなったり、計画通りに進まなくなってしまいました。
予定通り進まないというのは、ある意味でタイムラインの変更を意味します。
タイムラインがふたつに分かれていると考え、通常だとまっすぐに進むはずのライムラインが、横道にそれて、別のタイムラインに移行していきます。
それも、半強制的に移行させられていくわけです。
もしも、通常のスケジュールで動いていたら、その先、何らかの事故にあっていたかもしれません。
その事故を避けるために、強制的にタイムラインが変更されたのだと考えることができます。
私は予定通り進まなくなったり、何かのミスで、時間をロスしたりするような場合、タイムラインが変更されたと考えることにしています。
それを良い方向に強制的に変更させられ、「救われた」のだと考えるようにしています。
すると、あせったり、イライラすることなく、「感謝」に変えることができます。
今年の元旦の意味を、上記の動画がうまくとらえています。
もちろん、その通りなのかどうかは、それぞれが判断することです。
ただ、多くの人の心の中に、新年早々、「お正月気分どころではないぞ」という警鐘、あるいは直観が働いたのではないでしょうか?
「大きな変化」を予感させる、この二つの年初の出来事は、ただの災害や事故という一過性の出来事なのではなく、この後にさらに大きな変化へのスタートなのだと感じるのです。
それが元旦に起こることの最大の意味です。
年末に起こることとと、元旦に起こることでは、その意味で人々の心情に与える影響が違うはずです。
この先に何が起こるのだろうと、不安になるのではなく、それが大きな変化のはじまりであり、その変化を、良い方向へ向けられるのか、悪い方向へ向かってしまうのかは、私たちひとりひとりの考え方や行動に掛かっています。
テレビではお正月番組が報道番組に切り替えられました。
バラエティー番組のようなお正月番組で一家団欒するのも良いかもしれませんが、今年はそのタイムラインが強制的に変更されたのです。
お正月気分とは何だったのか?
それはそもそも、お正月商戦に乗せられ、お正月気分にさせられ、本来の新年のスタートの意味を忘れさせられてきたのかもしれません。
そして、この身の引き締まるほどの、災害や事故で見せられるものこそが、本来のお正月に私たちが心を新たに引き締めるべき気分であり、そのタイムラインへと変えられたのかもしれません。
「大きな変化」、それはまさにタイムラインの変更を意味しているのです。
私たちがこれまでその延長でどこまでも、つなると信じてきたタイムラインが、地震後の道路のように、「寸断」され、迂回しなければならなくなったのです。
しかし、もし私たちが信じてきた道のその先が絶壁であったとするなら、私たちは今、タイムラインを変える必要があるのです。
そして、それが元旦に起こったことに、日本人として感じる大きな意味が含まれているのです。
その変化が元旦の日本で始まり、そして世界へと波及していくのです。
日本は世界の頂点ですから。