いつも通勤で通る大きな交差点があるのですが

その道路わきに植え込みがありまして

つつじの木がずらっと並んでいて

春にはぎっしりと花をつけてとっても綺麗なのです。

 

 

ところが去年の春過ぎに根こそぎ伐られてしまって

しかも除草剤も使ったみたいでそれは散々な景に。

 

 

理由はわかりません。

手入れが大変なのか

ゴミを捨てる人が多いのか。

 

 

通るたびに勿体ないなと残念になるのです。

あんなに綺麗につつじが咲くのに。

人間がわざわざ植えたのに

人間の都合で伐ってしまう。

なんかなー。

 

 

ところが最近のこと。

信号待ちで植え込みを眺めたら

木がなくなった平らな土に

冬でも草がたくさん生えていて。

いわゆる雑草ですね。

丈の短い草が地面を覆っています。

 

 

そこに雀やら鳩やらムクドリやらが

たむろして何やら懸命についばんでるのです。

 

 

日が当たって明るい草がいっぱいの地面を

鳥がついばんでいる。

 

 

決しておおげさではないけれど

なごやかで良い景色。

 

 

この景色って

つつじの木を伐採したから出来たのですよね。

つつじが生えていたらなかった景色。

 

 

さて

木を伐ってしまったことは悪いこと?いいこと?

 

 

どっちなんでしょうか。

 

 

これは通路わきの植え込みの小さい世界の話。

でもこれは大きな世界にも通じる話。

 

 

どの立場から見るかでも違う

どの地点で見るかでも違う。

 

 

そのときそのときは

一喜一憂するけれど

 

 

一喜一憂するしかないし

それでいいんだなと

思ったのでした。

 


11歳になったうちの犬。写真嫌いなのでやや緊張気味(笑)