1月6日 プロメテウス和音を創始したアレクサンダー・スクリアビンの誕生日です。

1872年1月6日モスクワ生まれの彼は、1888年モスクワ音楽院ピアノ科に入学。ラフマニノフの同級生となりました。卒業試験では、ラフマニノフが1番、スクリアビンが2番だったそうです。

彼の初期の作品は、ショパンの影響を強く受けていましたが、30歳代に入った頃から神秘思想に傾倒するようになり、39歳の時、代表作「プロメテウス」を発表しました。彼の創り出したプロメテウス和音(神秘和音)とは、4度音程(増減4度がよく使われる)の積み重ねで構成される和音の事です。

プロメテウス和音の他、スクリアビンは色光ピアノ🎹を使って、音と色の融合を目指していました。色光ピアノ、打鍵によって光を発するピアノだそうですが、この試みはどうも上手くいかなかったようです。

スクリアビンの音と色の組み合わせは、
C =赤  D=黄色  E=そら色  F=深紅
G=オレンジ色  A=緑  B=ローズ
H=青  だそうです。

今年はスクリアビンの生誕150年。
今のコンピューターテクニックを使って、音と色を融合させたプロメテウスが、何処かで演奏されるかもしれませんね。
ご存知の方、いらっしゃいますか?


スクリアビン中期のピアノ曲 2つの詩曲
ポゴレリッチの演奏でどうぞ!

ドイツ ヘッセン放送響によるプロメテウス