私は1年間栄養療法に取り組んでいました。
私には栄養療法が合わなかったのか1年経ってもなんの変化もありませんでした。
栄養療法を始めて1年経つか経たない頃、去年の5月のゴールデンウィークに私は埼玉の氷川神社の総本山、武蔵一宮氷川神社へ参拝に行きます。
なぜその神社に参拝へ行ったかというと、病状が一向に良くならなかった私が図書館で藁をもすがる気持ちで神社の本を読んでみたら、武蔵一宮氷川神社は「病気を被ってくれるご利益」があると書いてあったからです。
正に藁をもすがる思いで参拝へ行ったわけです。
賽銭箱に1000円を入れて病気が良くなるように祈り、病気が良くなるお守りを買い、絵馬に病気が良くなるようにと書きました。（その他、色々なお願いも一緒にしましたが・・・）
以前、私はお気に入りのコップが割れてからぴったりのお薬が処方された不思議な偶然のお話を書きましたが、今回も奇跡が起きました！
その参拝へ行った数日後が診察でした。
その診察で私は主治医の先生に「退院直後身体がだるくて仕方がなかったけど薬を減らしたら徐々に治っていった。今回まただるさを感じるようになったのは今の私には薬が強すぎるのではないか。統合失調症の薬を減らしてほしい。」といった趣旨の訴えをします。
なぜそんなことを提案したのかと言うと、以前就労移行支援施設の職員さんに頭が回らないこと、コミュニケーション能力の低下、身体のだるさなどを訴え、どうにか改善策はないかと話していた時、職員さんが「統合失調症の薬って統合失調症の薬の中で弱いものでも効果が強いから先生に相談して減らすのも手だと思う」と言われたことを思い出したからです。
以前、主治医の先生に統合失調症の薬を減らしてほしいと訴えた時はどう訴えても減らしてもらえませんでした。
ですが、今回私の説得の仕方がよかったのか、はたまた主治医の先生が変わる直前だったので最後だから一回減らしてあげようと思ったのか分かりませんが、私の処方されている統合失調症のレキサルティ２ｍｇが半分の１ｍｇに減りました。
主治医の先生が変わってしまうと、しばらく様子をみるためにすぐには薬を変えてはもらえなくなります。だから、減らしてもらえたことはラッキーだったと後に訪問看護の看護師さんに聞きました。
最初の頃は、薬を減らしてもあまり変化がありませんでした。
私は通っていた就労移行支援施設が6月で1年間通ったことになるのでケースワーカーさんとの面談をしました。
その面談で私は体調の悪さや頭が回らないこと、コミュニケーションの困難さなどを話します。
私の話を聞いていたケースワーカーさんは私が通っている就労移行支援施設と同じ会社が経営しているＢ型事業所へ移動することを提案しました。
それから、障碍者年金の申請をした方がいいということも。
その会社が経営しているＢ型事業所は最終的に就労を目標とする珍しい施設ですが、Ｂ型事業所なので無期限に通うことができます。
対して、就労移行支援施設の通える期限は2年間です。
ケースワーカーさんは、私が体調が良くなったときのために就労移行支援施設の残り1年の期間は元気になったらまた戻ってこられるようにすぐにＢ型事業所へ移動した方がいいんじゃないかと言いました。
私はそのＢ型事業所に体験へ行き、少しスパルタ気味の就労移行支援よりもゆるめの雰囲気が気に入ってそこのＢ型事業所へ移ることにしました。
そして、Ｂ型事業所へ移動したのが去年の7月なのですが、ちょうどその前後ぐらいからレキサルティを減薬した効果が現れます！
以前は人に話しかけられても頭からひねり出さないと話せなかったのが（それでも話せない）仲がよい子だったり向こうから話しかけてくれるのであれば会話ができるようになった、身体のだるさが少し改善した、一人カラオケやゲームが少し楽しいと思えるようになった、ちょっと集中力が回復した、などなど嬉しい変化がありました！
特に私が嬉しかったのは一人カラオケやゲームが楽しくなったことです！
楽しいと感じられるようになったのは久しぶりで灰色の世界から少し色のついた世界へジャンプできたような素敵な変化でした。
それから、就労移行支援施設よりもゆるい雰囲気のＢ型事業所へ移れたこともメンタルへ良い影響がありました。
それと同時に、私は本当に統合失調症なのか？という疑問が頭をよぎります。
幻覚も幻聴も妄想も現在はなく、発症後すぐに症状は消えて、それに加え、私が良くなるタイミングはいつも薬を増減したとき。
うつ病に処方されるような抗不安薬メイラックスが謎の苦しみに効き、統合失調症の薬を減薬したら陰性症状や認知機能障害などが少し改善した・・・・。
レキサルティ１ｍｇは減薬できるギリギリの量らしいです。
でも、私はまだまだ認知機能障害のような症状がある。
もしかして、私は統合失調症ではなくて薬のせいで頭が回らないのかもしれないと思い始めました。
今もこれ以上の減薬は認められていませんが、一度減薬を試してみたいです。