以前から京都府の八幡に行きたい神社やお寺がいくつかあり、

ずっと行きたいと思っていたのですが、

今回ついにそれを実行しました。

暑くて予定より周った場所は少なかったのですが、

充実した散策ができました。

 

行った順番は違っていますが、整理できた順に

アップしていきますね~。

まず最初は離宮八幡宮です。

 

JRでも阪急でも大山﨑の駅から徒歩ですぐ。

暑かったので今回は車車で行きましたが、

季節が良ければ公共交通機関でも便利な場所です。

 

こちらは駅から近い東側の入り口です。

後ろ姿の女性の向かっている道は西国街道です。

ということは、この道をずっとたどればうちの近くまで

帰れる(何日かかるか分かりませんが)ということですね。ニコニコ

 

こちらが南側にある総門

総門が西国街道に面しています。

 

 

大きな石の灯篭には大山崎と書かれています。

 

 

平安時代の初め、清和天皇が太陽の我が身に宿る夢を見給うた時の

お告げにより、九州宇佐八幡宮から神霊を奉じて帰京した僧行教が

山﨑の津で夜の山に霊光を見た。

そこでこの地を掘ると岩間に清水が湧きだしたので、

国家鎮護のため「石清水八幡宮」を貞観元年(859年)

ここに創建した。

ここは嵯峨天皇離宮の地なので、現在は離宮八幡宮と号している。

と由緒が書かれています。つまり石清水八幡宮はもとはここだった

ということですね。びっくりです!びっくり

 

ご祭神は、応神天皇、田心姫命(たごりひめ)、

一杵島姫命(いちきしまひめ)、湍津姫(たきつひめ)、

酒解神(さかとけのかみ)です。

 

手水舎

 

龍ですね。ニコ

 

 

豆腐小僧?って思ってしまいました。爆笑

良く見ると「油祖像」と書かれています。

 

本邦製油発祥地という石柱もあります。

ここが製油発祥の地?初めて知りました。

この後、ご朱印を頂くとき神社の方が「荏胡麻」を見せてくださり、

清和天皇の頃に、ここの神社の神主が「長木」という道具で

荏胡麻を搾って油を採り、神社の灯火に用いたのが始まりで、

室町時代になると、宮廷はもとより全国の社寺や一般の人々で

油と言えば山崎のものというほど有名になり、

ここの神人(じにん)たちが、独占的に油を製造して

各地に売り歩いていたと説明してくださいました。

宵ごとに 都へい出づる 油売り
ふけてのみ見る 山崎の月

という歌も詠まれていました。

 

 

神馬の銅像

 

 

塔心礎

 

元は塔の心礎だった大きな石ですが、のちに手水石として

使われてもいたそうです。

 

 

 

凛とした狛犬さん

 

 

 

 

拝殿前の門にかかっている額に「油製造発祥の地」

らしい企業名が並んでいました。

 

 

他にもキューピーとか油に関係のある大手から個人商店らしい名前も

並んでいて興味深かったです。

さすが製油発祥の地ですね。照れ

 

その奥に拝殿があります。

 

奥は本殿 幕末の文政三年建造です。

 

 

拝殿前から鳥居を見たところ

昔は大きな神社でしたが、今はあまり奥行きはありません。

 

摂社、末社が本殿に向かって左手に並んでいます。

 

 

 

 

 

昔の名残

大きな社殿が建っていたので、その礎石だけが集められて残されています。

 

拝殿と本殿

 

境内にある鳥居の扁額の文字は、藤原行成の筆になるものだそうです。

 

 

今回どうしてここに来たかというと、

NHKの「光る君へ」の中で、紫式部の夫だった

藤原宣孝が任じられた山城国の国府があった場所として

ドラマの終わりに紹介されていたからです。

映像で見た時は、もっと広々とした境内のように見えましたが、

来てみると全く違っていたのでちょっと驚きました。

でも、見どころが色々あり、製油のことや石清水八幡宮の

ことなど知らなかったことをたくさん知ることができて

来て良かったです。ニコニコ

 

 

ご朱印です。