西之坊から歩いて5~6分で、次の三十五番札所
荘厳浄土寺があります。
住吉街道はちょっと昭和の風情も残った旧道です。
途中に気になる石の道標を見つけました。
「油かけ地蔵?」と書かれています。
調べてみると、この近くに浄光寺というお寺があり、
その入り口横に鎌倉時代の地蔵尊が祀られていて、
疫病が流行った時に、そのお地蔵様に油を掛けるといいと
いいというお告げがあったそうです。
残念ながら、ご朱印を頂くまで時間が無かったので
立ち寄れませんでした。
そこからしばらく歩くと、荘厳浄土寺に到着です。
創建は、天慶年間の頃(930年~946年)と言われ、
応徳元年(1084年)に後白河天皇の勅願寺として再建されたそうです。
ご本尊は、大聖不動明王です。
この立派な山門は、江戸時代初期の薬医門で、この形式の門としては
市内で最古と言われています。
門の向かって左手に地蔵堂があります。
三体のきれいな地蔵菩薩が祀られていました。
門を抜けると結構奥行きがありました。
このお寺は、元は四天王寺に匹敵するぐらいの大寺院だったそうですが、
戦火などで失われてしまったそうです。
本堂へ向かう途中に宝篋印塔がありました。
白黒の猫が乗っています。
お寺の猫ちゃんかな?
近づいてもあまり逃げません。
こちらが本堂です。
この本堂は、天和2年(1682年)に再建されたものです。
社務所の前には違う猫ちゃんもいました。
大弁財天女、大黒天、毘沙門天を祀っているお堂
あ!見張られている!
帰りもまだ見張っていました。
何か書かれているのですが、良く分かりません。💦
ご朱印です。
社務所のインターフォンを押したのですが、
お留守のようで、書置きがあったのを頂きました。
クリアファイルに入って、和紙で縁に飾りが付けられていました。
自分の持っていたものと交換です。
この日の大阪散策、摂津八十八ヶ所巡りはここで終了です。