1からのつづき
金堂の横から、またさらに石段が続きます。結構きつい~。
上がると本堂が見えてきました。
ここは真言密教の最も大切な法儀である灌頂を修するための堂で、
寺院の中心であるところから本堂、或いは灌頂堂と呼ばれています。
延慶元年(1308)の建立。五間四方入母屋造りの大きな堂で、
和様(よう)と大仏様の折衷建築様式を示しています。(HPより)
本堂正面の厨子に安置される観音像は、穏やかな作風の榧(かや)の一木造り。
観心寺・神咒寺(かんのうじ)の如意輪観音とともに日本三如意輪の一つと称されています。
その神呪寺は、家から近いので何度か行っていますが、
如意輪観音は秘仏で、1度しか拝観したことがありません。
今年も、5月18日にあるので行こうかと思っていたところです。
室生寺の如意輪観音さんは、しっかりと拝見してきました。
とても美しいお姿で感動です。
平安時代中期の作で、国の重要文化財です。
本堂の先に五重塔が見えています。
本堂横の石段をまた上がって行きます。
屋外にある塔としては、日本で一番小さいですが、姿はとても美しく
写真家の土門拳さんが通い詰めたと言われています。
平安時代初期の建造で、国宝に指定されていますが、
1998年の台風でそばにあった巨木が倒れ、大きな被害を受けました。
庇が5層に渡って壊れてしまったそうです。
私もニュースで知ってとても心を痛めていましたが、
2000年に修復が始まり半年で今のように美しい姿が戻りました。
破損された間には来ていなかったので、以前より色がきれいになったな
というぐらいしか分かりません。
屋根は檜皮葺で、丹塗の組木が鮮やかです。
周りを大きな木に囲まれて、神秘的な感じもあります。
すぐ横には、石仏もたくさん並んでいます。
石仏は、また石仏のブログで詳しくアップしたいと思います。
ここまで来たら、奥の院まで行かなくっちゃ!
更に奥へと石段を上がって行きます。
何度か行っていますが、あまり距離などは覚えていません。
結構急だったような・・・。
つづく