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ゆめこシリーズ「空を飛べなかったツバメ」「ほっこりするね」「想い出の走馬燈」の著者のふじもとじゅんこです。

私はブログの広告収入を得ないで投稿しています。

 

ゆめこの初恋物語

文・ふじもとじゅんこ 

 

 

《30話》…(その5)

 

 

あとがき

 

ゆめこは48才の時、のっぽと運命的な再会を果たしてから本当の自分で生きられるようになりました。ゆめこのこれまでの苦しみは自分らしく生きられない世界と闘っていたことでした。でも、その苦しみによる心の傷は優しいのっぽが癒してくれました。のっぽは寛大な心で、いたいけなゆめこの心を優しく包んでくれたのです。そして何でもない言葉でゆめこの心を癒してくれたのです。

のっぽと再会するまでのゆめこは瓦礫に咲く一輪の花の蕾のように必死に生きていただけに、のっぽが掛けてくれる言葉はまるで魔法の水のようでした。だから、ゆめこはその魔法の水で生き生きと花を咲かせることができたのです。のっぽとゆめこは異性愛以上の深い人間愛で結ばれていました。その愛は、のっぽが天国へと旅立ってからの9年後、ゆめこの心を揺り動かしました。「いろいろなことに挑戦してください」というのっぽからのメッセージをゆめこは忘れてはいなかったのです。だからゆめこは誰かのためになることをしようと思いました。ゆめこは日本中の人々が原発のない日本で安心して平穏に暮らせる世の中にならないことには死ねないとまで思うようになったのです。もし仮に自分が死ぬことがわかっていたら思い残すことがないように自分にできる精一杯のことをして、この世を去りたいと思うようになりました。多くの人が原発事故で食べるものが無くなったり、安全な水が飲めなくなったり、ふるさとが無くなったり、仕事ができなくなったりして生き地獄を強いられるようなことはあってはならないとゆめこは思ったからです。だからゆめこはブログを立ち上げた時、40年以上経過した危険極まりない老朽化した原発を稼働させている日本社会に警鐘を鳴らすために心の底から湧き出てくる思いをブログで発信し始めました。

島国の日本は放射性廃棄物の最終処分場も決まらないのに原発を稼働させて、次から次へとたくさんの放射性廃棄物を出しています。これは行き詰まりを意味します。放射性廃棄物の最終処分場に予定されている県が県民のことを考えて絶対にそれを受け入れないのは当然のことで、そもそも放射性廃棄物など人類にとってこの世に存在してはならないものなのです。だから、その根源の原発をゼロにすることこそが今後の日本の未来を変えていくものと思います。

原発を稼働させようとする人、そして、後世の人々に原発の尻ぬぐいをさせようとする人、この無責任極まりない判断はきっぱり否定しなければなりません。この世界は悪意のある人間が存在します。だけど、私たちの問題は多くの人たちがそれに気付いているのに実際、何も変えられないことの方が多いと思うのです。間違った意識に駆られながらも私たち一人一人の個人と世界の間にある得体の知れない何か、人間関係、職場、社会なのかもしれない。そういう得体の知れないものに気を取られて若い人たちがこの世界の本当の姿を見ることが出来なくなっているとしたら、それは不幸なことなんだと。そういうよく分からない何かに自分を合わせていく必要なんてないんです。良心が言葉を飲み込んできてしまったこと。私たち大人は、この世界に生きる子どもたち若い人たちが希望を失わないように、この世界で絶望しないようにできる限りのことをしなくてはならないのです。何もせずに、この世界を引き渡していくような無責任なことはきっぱりと否定しなければならないのです。放射性廃棄物を次から次へと造り出す原発。原発を稼働させている日本はいつ大地震によって大規模な原発事故に遭遇するか分かりません。今も尚、13年前の福島第一原発事故2011,3,11の尻ぬぐいとも言わざるを得ない復興に携わる人たちの必死の努力に私たち多くの国民は敬意を払わなければならないと思います。そして、二度と原発事故が起こらない日本にするために「日本の原発をゼロにしてください」という多くの国民の声が国に伝わる制度を国会議員の方に確立してもらわなければ日本は原発事故の恐怖から逃れることができないのです。福島第一原発事故の教訓が生かされた日本に生まれ変わるべき時が今だと思います。日本には活断層がいたるところにあります。福島第一原発事故以上の未曽有の災害が起こることを誰もが予想しないのはおかしいことで、大地震による原発事故は想定外だったと言い逃れることは大罪を意味し、原発事故で多くの人を不幸のどん底に突き落とすことになれば言い逃れることなど決して許されないのです。だからゆめこは弱い立場にある人たちや子どもたちを守るために日本の国を脱原発へと導いていける力のある人に思いを届けることが大事だと考え、ブログで脱原発への思いを発信し続けています。日本の人々が自然豊かな日本で100年先も200年先も安心して住み続けられることを願ってゆめこは発信し続けています。

ゆめこがこのような勇気ある行動を起こすことができたのは、のっぽがゆめこに自信と勇気を持つことを教えてこの世を去ったからです。ゆめこの心の中には今でも、のっぽからもらった愛は生き続けています。だからこそ、ゆめこは何事にも、ど真剣で正しいと思うことを文にして利他の心で発信し続けています。のっぽとの恋は実らなかったけれども、ゆめこは天国にいるのっぽからのエールを信じて今日も生きています。自分にできることを精一杯して生きています。正しいと思うことをして誰かを救うことができると信じて生きています。

 

                              ゆめこの初恋物語 

 

【文引用】

緑字は2023年9月14日放送のTVドラマ「この素晴らしき世界」最終話のメッセージ文を引用させていただきました。

 

 

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あとがき イメージソング3曲

 

YOASOBI…

♪群青

FUNKY MONKEY BABYS…

♪あとひとつ

桜井和寿さん・BankBand with Salyu

♪to U

 

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♬群青‥‥YOASOBI

この曲はゆめこの心と重なります。

ゆめこが自分の心の内を文にしていくこと全てに自信があるかと言えば、そうではなく、そんなゆめこは誰かの代弁をしている自分に過ぎなくて、そんなゆめこは、あくまでもインディーズであり、ゆめこそのものは、どこにでもいる人間で取るに足らない人間として今を生きているのです。だけど、インディーズのゆめこが誰かの代弁をすることで誰かがゆめこの文に共感してくださって、たくさんの人のために動いてくだされば、たくさんの人が幸せに近づけるとゆめこは思っています。そのために、ゆめこは誰かの代弁をしているのです。

 

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(その6)日本の元総理の言葉へつづく