の続きです。
最終日は、やっと学校が通常授業になったので午前中、担当してくれた職員さんとお話をすることが出来ました
その方は10年以上、勤めている保育士さんなのですが、産休を経て復職した第一号のかただそうです
やはり施設は365日、24時間シフト制のため子供を持つ方の勤務は難しいとの事でやめる方がほとんどだったそうで
ですが働き方改革もあって、土日休みの日勤のみという体制で勤務しているとの事でした
この仕事をする上での最重要課題は
信頼関係を築くこと
信頼できる大人がいると知ってもらうことが重要だとおっしゃっていました。
だから長く働く信頼できる職員が必要だと。
コミュニケーションの重要性。
いつもの様子と違うという変化に気づくこと。
思春期の子たちとの関わり方の難しさ。
特に男の子とは、スキンシップが難しいのでマッサージをしてあげたりしているそうです。
性教育も大事だと。
女の子は彼氏が出来て施設に帰ってこなくなってしまった子もいたそうで。
目の前で料理しているものを食べた事がない子もいるし、スーパーも行ったことない子もいる。
当たり前の生活を体験させることが重要。
コロナ前は一緒にお風呂に入って、頭や体の洗い方を教えていたそうです。
今までで一番大変だった子は、障がい受容が出来ない子だったそうで
その子のお母さんは中度の知的障害で、恐らくその子がお母さんの知的能力を超えた為にお母さんが世間からどう見られているかを敏感に感じ取っていたのだろうと。
普通の高校に通っていたけれど、療育手帳を持っていること、この施設で生活していることを知られることに極端に嫌がっていたと
最終的には一人暮らしをすると言って出て行ってしまったそうですが、絶対にこの施設との関係性を切らないように約束させたとのことでした。
人に依存しやすい傾向があるので騙されやすいそうです
愛されたい認めてもらいたいという承認欲求が強いのかもしれないですね
重度だから手がかかる訳でもないのだなあと思いました。
とても難しく大変なお仕事だと思いました
私は関係が近すぎるので働くことは難しいですが。
この3日、言葉では表現できないほど色々な感情が渦巻きました。
児童相談所の保護施設は定員オーバーだと言ってて
なんなんだこの世界はーーーてなりました。
この施設は知的のある子だけだけど、健常児もいるわけで。
もう想像を超えてますね。
私に何が出来るのだろうか。
出来ることあります?
私の人生においても大変貴重な体験となりました。
長々と読んでいただきありがとうございました。