ひすいさんの本日配信のメルマガをお届けします。
新刊に「予祝」のことを書かれているそうです。12/11講演会では
予祝します*\(^o^)/*お待ちしています。

http://seminar.thd-web.jp/e23461.html

以下、転載


古代日本人の夢の叶え方
「予祝(よしゅく)のススメ」

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名言セラピー    - meigen love


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さて、
最新刊
「実践!世界一ふざけた夢の叶え方」が昨日発売になりました。
https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4894517310/nicecopy-22



今回は
その中から一話ご紹介します。


タイトルは
古代日本人の夢の引き寄せ法
「予祝(よしゅく)のススメ」

なぜ日本人はお花見をするのか? 


僕はこのことを、ある神社の神官の方に教わったのですが、
実は、お花見こそ、古代日本人が実践していた、
夢(願い)を叶えるための引き寄せの法則だったというのです。

古代日本人の一番の願いは、稲がたわわに実り、お米がしっかりとれることです。
その願いの実現を引き寄せるためにやっていたのが、お花見だというのです。


どういうことか?



春に満開に咲く桜を、秋のお米の実りに見立てて、
仲間とワイワイお酒を飲みながら先に喜び、
お祝いすることで願いを引き寄せる。これを「予祝(よしゅく)」というのだそうで、
ちゃんと辞書にも載っています。


古代日本人がやっていた、夢の引き寄せの法則、
それが「お花見」だったのです。


祝福を予め予定するのです。
先に喜び、先に祝うことで、その現実を引き寄せるというのが
日本人がやっていた夢の叶え方なんだそうです。




お酒を飲みながら、お米がたわわに実ることを想像し、
仲間とワイワイ先に喜んでしまう「前祝い」。
それが夢の引き寄せであり、お花見の由来だったのです。


まさに、僕らがセカフザ(世界一ふざけた夢の叶え方)の定例会でやっていたことそのものです!



先に祝福してしまう、するとその夢は現実化しやすいのです。



この予祝の効果はひすい、菅野一勢、ぼーず、
僕らも怖いほど体感しました。


「予祝」は、偉人たちも当たり前のように使っています。
たとえば、長嶋茂雄。


1959年、天皇・皇后両陛下を迎えて行われた天覧試合。
読売ジャイアンツVS阪神タイガース。9回裏で4対4の同点。
両陛下が警備の都合、野球観戦できる時間は21時15分までだったため、
延長戦に入った場合は両陛下は途中退席になるという状況でした。


9回裏、この大事な場面に先頭バッターとして回ってきたのが長嶋茂雄です。
天皇陛下が退席されるタイムリミットまであと3分という21時12分。
なんと、ここで、長嶋はサヨナラホームランをかっ飛ばしたのです。
プロ野球が国民的スポーツになった瞬間でした。


実は天覧試合前、長嶋はスランプのドン底にいました。
だからこそ、本能的に「予祝」をやってのぞんでいたのです。


長嶋さんは、最寄りの駅でありったけのスポーツ新聞を買ってきて
自分で見出しを書き込んでいったのです。


用意した赤、青、黄色、緑のマジックで、新聞一紙ごとに
「長嶋サヨナラ本塁打」
「天覧試合でサヨナラ打」
などと大きく書き込んでいったのです。

「長嶋の一発に尽きる。さすがにゴールデンルーキー。歴史に残る一発だ」

そんなふうに監督談話まで勝手にマジックで書き上げ、
先に喜び、祝杯をあげていたのです(笑)。





その予祝は、すべて現実となりました。




ソフトバンクの孫正義さんも、プロジェクトを立ち上げる際は、先に部屋のなかで
ガッツポーズをして、そのプロジェクトが成功したときのことをイメージし、
先に喜んじゃうそうです。
まさに前祝い、予祝です。


 発明王エジソンも、発明する前に、「それをすでに発明しました」
と発表することがよくありました。
もう先に記者発表して、できたことをお祝いしちゃうのです(笑)。


この「予祝」で倒産寸前の居酒屋を救った友人たちもいます。

当時、彼らは20代なかばで、居酒屋のオーナーに雇われて働いていました。
ある日、オーナーから呼び出され、
「ずっと赤字だから店をたたむことにした」と告げられてしまいます。

しかし彼らは、このお店が大好きだったのです。
でも、立地が悪くて、お客さんがなかなか入らない。
そこで、当時のスタッフ5人で温泉に出かけ、
その旅館で、こんな「遊び」を始めたのです。

「僕らの居酒屋はいま倒産寸前だけど、そこから一発逆転、大人気の居酒屋になって、
本も出版されて、1000名の前で講演しているという設定で講演しよう。
まずは、この旅館の部屋が、1000名のお客さんのいる大ホールだと想像して、なんで成功したのか講演してみよう」


そしてこの講演会にテレビ局の取材も来ているという設定で、
ホームカメラを回してインタビューし合ったのです。
「なんで倒産寸前のお店が大人気の居酒屋に復活できたんですか?」
現実は、倒産寸前なのに、そんなふうに聞いていくのです。
 
そして、聞かれたら、即座に答えなければいけないというのがルール。
この質問に、1人のスタッフがこう答えました。


「『俺たちみんな家族だろ!』のひと言にみんなのハートに火が点いたんです。
それで、いままでお店に来て名刺交換してくださったお客様に、手紙を書いたんです。
いかに僕たちがこのお店を大好きかって気持ちとお感謝の気持ちを」


彼らは倒産寸前の状況で、史上最高の未来を想像し、
それをすでに実現したという設定で演技して喜び合ったのです。
彼らは「予祝」という概念を知っていたわけではないんですが、
先に、前祝いをしたのです。


この日、浮かんだアイデアはノートにメモしておいて、お店に戻ってからすべて実行に移しました。
すると、なんと1ヵ月で1年分の利益が上がったのだそう。


そしてほんとうに超人気の居酒屋になり、1000人のホールで話すことになり、
『20代の働く君に贈る大切なこと』(松本望太郎著、学習研究社)という本のなかでも取り上げられ、
テレビ局まで取材に来たのです。

前祝いしたことが、全部、怖いくらいそのとおりに実現したのです。

これが「予祝」の威力です。


このことで、彼らも前祝いの効果を実感し、
お客様と「前祝い飲み会」、「前祝い乾杯」が広がったのだそうです。
お客様の夢が叶ったことにして、前祝い乾杯をするのです。

それで、本当に夢を叶えられたお客様もたくさいるそうです。
例えば、客室乗務員になりたくて、でも10年間トライし続けていてもなかなか夢が叶わない女性がいました。
そこで試験前に前祝いプレートをつくって先にお祝いしてあげたのだそう。
すると、その年、見事に試験に合格し客室乗務員になれたそうです。

彼らの居酒屋の名前は、「魚串炙縁」。
東京の池袋から、細い路地を15分ほど行く、
とてもわかりにくい立地ながら、現在、大繁盛で週に7回も通う熱烈なお客さんもいるほどです。

立地と売上は関係ないことがわかり、いまはさらにわかりにくい場所に2店舗目をオープンしました(笑)。
そちらのお店の名前は『さーどぷれいす 和ビストロ ほたる』です。

あなたも、仲間や会社で、ぜひ予祝ゲームをやってみてくださいね。


セカフザ定例会で、4人で、それぞれの夢がすべて叶った前提で話し合うのも楽しいです。
予祝ゲーム、たとえば、作家になりたい人にはこんなふうに振ってあげます。


「おおお。作家になりたい夢が叶ったそうじゃん。おめでとう! 
で、どうしてデビューできたの? 本のタイトルは?」
聞かれたら、即座にでっちあげで答えるのが予祝のルールです(笑)。
とっさのひらめきに、思いがけないヒントがあったりするからです。


作家になりたいなら先に友達を呼んで出版記念パーテイをやるのもいいし、
ドンドン「予祝」(前祝い)をやっちゃってくださいね。



夢が叶うコツは面白がることです。


夢って「深刻さ」を嫌うんです。
深刻になってると夢は自分から離れていくんです。


「夢なんか叶わなくても、この仲間と過ごす時間が楽しいよね」
とワイワイ楽しみ、おもしろがっていると、
夢は子犬のようにあなたについてくるんです。


セカフザは夢が叶わなくたって、楽しいもん。
そういう状況になると、奇跡は向こうからやってくるんです。