脳卒中を患った人の11%～41%の人が鬱になると言われています。
私もごたぶにもれず
ごたぶってなに？
Hey Siri～
「ごたぶ」とは「御多分」大勢といった意味だとSiri言ってました。
割と深堀におちいる方だけど鬱は初めてだったと思う。
『鬱』って
後からしみじみ思うもの～♪♪（青春時代、森田なんちゃらとトップギャランの歌の歌詞）知ってる人いる？（笑）
その真っ只中の時って自分が鬱だと思わない。自分の状態を正当化する理由を考えあぐねる。
私も、何で食べ物がセメントみたいな味するんだろう。
セメントは食べたことないけど歯医者で仮歯を詰めてきたときのケミカルな味がするのは、口の中も歯茎も舌も麻痺してるからと思ってましたが、今は鬱による味覚障害がつづいてた、と思えます。
食欲がわかず、悲しかった。なんで食べられないんだ？と泣いた。
痩せて頬がコケて、あたしって前からこんな顔だったかと鏡を見るのがいやだった。
旦那は朝7時には家を出て夜9時頃帰ってきていたので、その間1人でずっと再発のことばーっかり考えてた。
3時過ぎて晩御飯の支度のことを考えただけで何故か毎日血圧があがってきた。
発症前は家にいる時もいつも何かしら歌ったりしていたのが歌えなくなった。
鼻歌でもCMソングでも歌い始めると涙が止まらなくなる。
ましてや、ライブでやる予定だったTOTOは涙出て聞くことも出来なかった。
私の人生のすべてと言っていい歌も取り上げられてしまった。
常に不安で、車の助手席に乗ってても対向車が車線をはみ出してこちらに向かってくる気がして、後ろの車が信号で追突してくる気がして、びくびくしてた。
入院中、暗い病室でテレビを見ていたからか老眼が進んでしまって、テレビも読書もゲームも、目が疲れて出来なかった。
自分でタブーを作って、気晴らしも出来ずにいた。
なんか、時と共に自然と治った。
食欲も戻り、そのころから8キロも太ってしまったけど、今の自分が好き♡
災害や病気や配偶者の死などで、誰しも人生で鬱を経験することがあるかもしれない。
その時はなぜ自分はこうなんだと理由をあれこれ探してますます脳を疲れさせてしまうより、「これって、世間でよく言う、あの画数の多い漢字のあれだわ」と思い「自然に治る、自然に治る」と呪文のように唱えて、何とか光を見つけて欲しい。
そして、朝日を浴びて、走れるなら走ろう。
齢（よわい）60歳にして、何を言うかと思うかもしれません。
なんか、ちょっとだけ、昔『鬱』かじったもんですから（笑）
